「書きたいのに書けない」人のための鉄板!原稿執筆術
2016/10/07
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原稿をまじめに書こうと思っても、行き詰まることってありませんか?そんなあなたに良く効く「処方箋」があります。
こんにちは、クリエイトブックスの岡山泰士です。
もしあなたが「書けない」「まとまらない」 という悩みを抱えているとしたら……
早めに編集者に相談するのが一番です。
編集者という人種は、予定どおり本を発行するために、
実に多彩なあの手この手を熟知しているからです。
・どこでつまずいているのか
・何がその原因か ・締切に間に合わせるための方法の提案
・リスケジュール
そんな、実際的で現実的なアドバイスをもらえるはずですし、
結局はその方が、
締切を守りつつ、クオリティーの高い原稿(テキスト)を アウトプットできるからです。
そしてもしあなたが、
「自分でも本を書いて人に伝えたい」
「時間さえあれば原稿が書けるのに」
「いつかベストセラー作家に…!」
そんな思いを持ちつつも、
なかなか原稿が書けない! という悩みをもっているのなら、
(じつは「書けない」ことにはいくつか理由があるのですが……)
いい「処方箋」があります。
■まだ書く準備が整っていないから書けないだけ
書けない理由として、一番良くあるのが
「まだ書く準備が整っていない」
ことがあげられます。
例えばジョギングの前には、
しっかり運動用のウェアを着て、靴を履き替え、
軽くストレッチをしますよね?
間違っても、スーツにビジネスシューズ姿ではないでしょうし、
アキレス腱を伸ばしたりもするでしょう!
文章を書くことも、これと同じです。
だから逆に言えば、
「準備さえしっかり整えれば、面白いほどすらすらと原稿(テキスト)が書ける」
のです。
ではいったい、どうやって「書く前の準備」をすれば良いでしょうか?
■書く前の準備①企画書
これまでも何度かお伝えしてきましたが、
本格的に原稿を書き始める前に、
まず「企画書」を書くことをお勧めしています。
詳細は「本を出版するための企画書づくり7つのステップ」 でご案内していますが、
基本的には 次の7つの項目を埋めれば出来上がります。
- タイトル(つかみ)
- キャッチコピー(セールスコピー)
- 読者想定(または、読者は何を得られるのか)
- 著者プロフィール(著者のUSP)→後述
- コンテンツ(目次や概要)→後述
- 類書との違い(ポジショニング)
- 本の体裁など(必要な文字数や写真など)
これは、新聞記者が記事を書く際、いつも念頭にある
「5W1H」に通じるものがあります。
つまり、
Why ?(なぜ)→タイトル、キャッチコピー
What ?(なにが)→コンテンツ
Who ?(だれが)→著者プロフィール、読者想定
Where ?(どこで)→類書との違い、ポジショニング
When ?(いつ)→発行日、締切など
How ?(どうやって)→本の体裁、文字数など
このような具体的な要素がそろっていることが、 文章を書く際の手助け・手がかりとなるのです。
■書く前の準備②目次
良くちまたで「コンテンツ」という言葉を耳にしませんか?
本づくりでいう「コンテンツ」とは「目次」のことです。
コンテンツでは、著者がなにを書きたいかではなく、
「何のために、誰のために」という部分、
つまり企画の「コンセプト」が重要です。
ある想定した読者像を思い浮かべながら、
「こんな話をしたら受けそうだな」
「喜んでくれそうだな」
「役立ちそうだな」
……というものを、一枚の紙に書き出していきます。
このとき、同じグループになりそうなものは、
まとめてみてください。
そして、その大きなまとまりに「名前」と「順番」を付けてあげれば、
あっという間に章構成=目次のでき上がりです!
このまとめる作業に「マインドマップ」は超お勧めなので、
関心のある方はぜひチェックしてみて下さい。
http://www.almacreations.jp/seminar/mm/about.html
■書く前の準備③著者プロフィール
読者や聴衆にとっては、何が語られているかよりも、
誰が伝えようとしているかが重要です。
つまり、いかに正しいことが伝えられようとしても、
著者やスピーカーが、説得力ある生き方をしていたり、
経験値がないのであれば、
その言葉を聞く聴衆や、文章を読む読者は、
納得することができないのです。
例えば『ビジネスで成功して億万長者になる方法』という本があったとして、
その著者にビジネス経験がなかったり、
億万長者からの教えを取材したのでもなければ、
その本は全く説得力がありません!(笑)
読者が著者に求めるプロフィールの「ヒント」が、ここにあります。
・信頼感
・人間的魅力や興味関心を引くストーリー
・客観性
(これらについては、また後日詳しくお伝えします!)
■まとめ
もしあなたがまとまった文章を書こうと思ったら、
①企画書
②目次
③著者プロフィール を作る作業から始めてみましょう。
本一冊分のテキストを書く作業が、どんなに楽になることか、
その違いに驚くことでしょう!
そして、「企画書+目次+著者プロフィール」の3点セットがそろったら、
大好きな出版社の大好きな本を創った
編集者宛にラブレターのつもりで送ってみませんか?
大胆すぎるって?
でも編集者はいつも、
「だれかいい書き手はいないかな」と探しているものです。
そしてもちろん、僕もあなたの
「原稿を書くための3点セット」をお待ちしています!
CB
「企画書と目次とプロフィール」の3点セット があれば、
「そのまま本になる」という訳ではありません。
ただし、この3点セットがなければ、企画が通らないでしょうし、
原稿執筆も苦労するでしょう!(笑)
あくまで3点セットを基に、必要な材料を手に入れ、構築するプロセスが必要です。
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