企画が採用されるために、「企画書」以上に大切なものとは?〜プロフィールを書こう!①

      2022/05/30

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こんにちはクリエイトブックスの岡山泰士です。

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編集者に企画を採用してもらうには、「企画書」さえ良ければいいとは限りません。実はもっと大切な事があるのです!

これまで企画書の大切さをお伝えしてきましたが、 実は、どんなに素晴らしい企画内容であっても、 「これは売れそうだな!」という完璧な企画書であっても、 あるポイントが抑えられていないと、 あなたの企画提案は、実現不可能と判断されて不採用になったり、 最悪の場合、単にアイデアだけ盗まれて、 誰かほかの人の元に「あなたの企画アイデア」を持って行かれることさえあり得ます。 それは何だと思いますか? 予算? タイミング? マーケット規模? そういったことも多少は関係しますが、もっとずっと大切なことは 「著者がどういう人物か」 について書かれた自己紹介文、つまり「著者プロフィール」の存在です。

編集者がチェックする「著者プロフィール」5つのポイント

編集者は、つまりあなたの企画書を手に取り、判断する最初の「関門」は、 「この企画を提案するのはどんな人なのだろう?」ということに関心があります。

  1. この人は信頼できる人だろうか?
  2. この人はどんな実績があるのだろう?
  3. おもしろくて魅力的な人だろうか?
  4. ちゃんと原稿を書ける人だろうか? あるいは話せる人だろうか?
  5. この人はどんな人を応援していて、どんな人から愛されているのだろうか?

たとえば、編集者のチェックポイントはこんな感じなのです。 実はこれ、読者にとっても同じ事です。 どんなに素晴らしい内容の本であっても、読者は常に 「それを誰が書いているか」に関心があります。

読者がチェックする「著者プロフィール」5つのポイント

あなたも、書店で本を手に取ったとき、目次などと同時に 「著者プロフィール」をチェックしませんか? 先ほどの編集者のチェックポイントと共通している部分もありますが、 読者が著者プロフィールから知りたい事は、主に次の5つです。

①趣味や出身地などの「人となり」、あるいは人柄、パーソナリティー
②文面から伝わる人物像が信頼できるかどうか
③人間的な魅力があるか
④略歴や実績、社会的な評価があるか
⑤本を通じて伝えたい、あるいは実現させたいという情熱が感じられるか 「読者=お客さん」

ですから、 読者に興味関心を持ってもらい、お金を払ってまで読みたい本である事を あなたは伝える必要がある訳ですが、 それを保障するのが「著者プロフィール」とも言えます。 ここまでくれば、自ずと「著者プロフィール」に必要な要素が見えてきませんか? 具体的には次の5つの要素を抑えて書ければ、完璧です!

「著者プロフィール」を書くために抑えておきたい5つのポイント

① 人となり、人柄を知っていただけるような「出身地、誕生年、趣味」
② あなたがこれから書こうとしている本の分野で手にしている「実績、経歴、社会的な評価」
③ 人間的な「魅力」や「売り」が伝わるような「飛び抜けた成功例や失敗例」
④ あなたが応援したい「読者」を意識した、あなたの肩書き「○○の専門家」「○○向けのプロ」
⑤ 簡潔で覚えやすくするための「300〜400字で構成するストーリー(起承転結)」

 ③の「成功例や失敗例」でいえば、実は人は、成功例より失敗例の方が10倍は興味があります。
 だから、あなたの経験の中で苦労した事、失敗した事、トラブルになってしまった事などを 簡潔なエピソードとして紹介しながら、それをきっかけに大きな飛躍を遂げた!というストーリー展開「著者プロフィール」の鉄板だったりします。

まとめ

ひとは学歴や会社の肩書きを離れた、生きたプロフィールを知りたいもの。
それにはまず、著者であるあなた自身が「自分を知ること」が大切です。

ですから、プロフィールを書くこの機会に、一度、自分自身の事について「棚卸し」をするとよいでしょう。

「自分史」を書いてもいいし、「人生の転機となった出来事」を振り返り、
いま自分が書こうとしている本の企画書や原稿とどうつながっているかを 改めて確認してみましょう。
すると、意外な発見やつながりを思い出して、企画書や原稿を書く「情熱」が自然と湧いてきます。

ここでは簡潔にお伝えしましたが、 ぜひ素晴らしい「著者プロフィール」を書いて、 次のあなたの人生の飛躍につなげていただけるよう応援しています!

CB


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