【人生のドラマや悩みはすべて財産】
2017/03/17
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こんにちは、クリエイトブックスのオカビーこと岡山泰士です。
前回はブランディングづくりのステップをお伝えしたので、
今回はその続きをお伝えしましょう。
目次
●オリジナルのブランド作りの手順
1.「強み」発見
2.ペルソナの発見
3.USPの発見
4.オリジナルコンセプトへの落とし込み
(詳細は昨日のメルマガかブログをご覧下さい)
というステップを踏んで「オリジナルコンセプト」を
作るステージにきました。
3までは作業(またはワークとして)でできるのですが、
最後は言葉を抽出して、人に伝わりやすい「言葉」にまで落とし込む必要があります。
●人生ドラマと仕事とのつながり
あるお客さまを例にご説明します。
その方は、お掃除、お片づけのプロで、
同時にスピリチュアルなメッセージをお伝えする仕事を
されています。
普通、現実的な目の前の(日々の)仕事(=家事)と
スピリチュアルなメッセージ(非日常、精神世界)とは
なかなか結びつかないのですが、
この方の場合は、何の疑問もなく、キレイにつながっています。
そこで、なぜそのようなサービスを始めるに至ったのか、
その経緯についてお尋ねしました。
すると、こんな話が出てきました。
・高校、大学がミッション系であったこと、
・社会人として秘書の仕事をされていたこと。
・ご結婚後に二人のお子さんを生み、育てたこと。
・ママ友や先生から相談されることが多く、心理学を学ばれたこと。
・大病をされ、家事の深さ、大切さに気づいたこと。
・スピリチュアルとの出会い
・ご姉妹とのこと
・旦那さまとのこと
こういった経歴(現在の職業につながる)は非常に大切です。
そして、人生の中で必ずある「事件」「事故」「大病」
「死別」など、人生の一大事とのつながりを確認します。
「確認」というとピンと来ないかもしれませんが、
僕の経験上、そう言った人生の転機とご職業が結びついている
ことは往々にしてあるのです。
そして、それこそが「強み」や「USP」となりうるのです。
これらは全て、ブランドのコンセプトそのものなのです。
●自分の悩み事とお客さまの悩み事はつながっている。
家事をしていると、イライラすることってありませんか?
「どうして私だけが…」
「なぜこの苦労をわかってくれない…」
「社会で活躍していたはずの自分が今は…」
そんな「脳内独り言」から解放されたら、どんなに楽か!
この方も、以前はそんなイライラに捕われていたそうです。
それを如何にクリアするか? という課題をお持ちでした。
ところが、家事に集中すると、
思考の暴走が静まり、怒りも収まってくる経験をされたのです。
それをきっかけに、頭の中をクリアする方法を身につけ、
今はお客さまにお伝えされています。
このように、自分の課題や悩み事から、
サービスや商品が生まれることは前にもお伝えしましたが、
お客さまが知りたいストーリに、
「なぜその商品・サービスが誕生したか」
「どんな想いでその商品・サービスが提供されているか」
「商品・サービスの効果や効能」
などがあります。
これらはブランディングストーリーとして欠かせないので、
ていねいに押さえることをおススメします。
●コンテンツの整理法
インタビューでお話を伺っていると、
珠玉の言葉がぽんぽん出てきました。
「収納は3割空きスペースを作りましょう」
「お片づけは『仕組みづくり』でリバウンド知らず」
「身近な存在のすべてに神が宿っている」
「脳内独り言はデリート・キーで一発消去!」
「パワースポット巡りより、家をパワスポに」
「一日5時間の過酷な労働を、奇跡の時間に変える方法」
「家事は神事。神さまからのメッセージを受け取る時間」
「家の一角に聖なるスペースを作りましょう」
「夫婦で寝室を分けるのもあり」
これらはそれぞれに大きなテーマでもあり、
本作りで言えば「章」に相当します。
さらに、それぞれに話す内容があるので、
「小見出し」としてそれらも抜き出しておきます。
これでコンテンツの整理(目次作り)はほぼ終了です。
章の順番については、全体を俯瞰して説得的になるよう
いくつかパターンを書き出してみれば、自ずと決まります。
コンテンツは、ブランドの力で伝える「本体」みたいな
ものです。キーとなるコンセプトから外れていないか、
整理するといいでしょう。
●キーコンセプト作りとワーディング
ブランディングのカギとなる「キャッチコピー」。
書籍で言えば「タイトル」がこれに当たります。
実際には、ズバリこれ!という言葉はなかなか出てきません。
そのためには、もう少し作業が必要です。
まずコンテンツを整理し終えたら、
仮でも良いのでタイトルを決めておいて、
そのコンセプトで文章をどんどん整理し、書いたり、
できる作業を進めていきます。
このお客さまの場合は仮に
「家事は神様からのプレゼント」
としておきました。
これだとコンセプト的にはOKなんですが、
ただこのままでは売れないので、
後で再度考え直す必要があります。
でも、コンセプトさえ決まれば、
テキストを抜き出したり、整理する作業が進められます。
原稿を整理し、さらにどんどん言葉を磨く過程で、
ズバリのタイトルが必ず見つかるでしょう。
(経験上、ここは信頼して、まずできる作業に取りかかります)
……コンセプトメイキングで話が終わってしまいました(笑)
「どう伝えるか」
についてはまた別の機会にお伝えしましょう!
●いっしょにあなたのブランドを作りませんか?
新年にスタートダッシュしたい方はいませんか?
おかげさまで、年明けにもブランディング・ワークショップを
開催しています。
単に知識だけでなく、
たくさんのミニワークを通じて、自分の中から
核となるコンセプト、オリジナルのコンセプトを
作り出すことができれば、
あとはそこに肉付けしていきながらブランド戦略、
あるいはブランド作りに欠かせないコンテンツの整理が
できるでしょう。
少人数制ですので、ぜひお早めにお申し込みください。
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