【成功事例:斎藤敏一さん】初出版から1000人のリストを獲得、印税その他で100万の売り上げ。
2020/10/01
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プログラマーで作家の斎藤敏一さんは、
宗教・歴史研究が「本業」と言っても良いほどの在野の研究家です。
それも従来の歴史・宗教研究とは一線を画し、
日本の成り立ちや文化的基盤を掘り下げて、
宗教家や歴史研究家とも対等に意見を交わされるほどのご見識を持つ方。
その長い研究成果と実践を経て、一冊の本を自費出版されたのですが、
残念ながら多くの読者を獲得することができずにいました。
残念ながら多くの読者を獲得することができずにいました。
複数の出版社を回ったものの、残念ながら企画の採用には至らず、
それでもご自分が発見し、体験された教えを多くの人に伝え、
お役に立てていただきたいという思いで、模索している中で
クリエイトブックスとの出会いがありました。
お役に立てていただきたいという思いで、模索している中で
クリエイトブックスとの出会いがありました。
結果的にわずか半年後には『あじまりかんの法則』を出版してベストセラーとなり、
並み居る著名人が書いた本を抑えてアマゾンで10週連続1位(現代思想ジャンル)となりました。
並み居る著名人が書いた本を抑えてアマゾンで10週連続1位(現代思想ジャンル)となりました。
この記事では、なぜそのような結果を引き出すことができたのかについて、
コンテンツをまとめるポイントともに、マーケティングの大切さ、読者との接点の作り方などをまとめてお伝えします。
目次
●はじめの企画アイデアをより「売れる」ものに変更
斎藤さんが当初、出版しようとしていた本の原稿は
600ページで5000円というかなり専門的なものでした。
このページ数、そして価格帯となると、
内容以前に、相当熱心な方でもないと手が出せません。
とはいえ、最初から熱心な読者やファンがいるわけではないので、
その「ギャップ」を埋める意味でご提案したことがあります。
それは、
「まずは、もっと平易でシンプルな内容に書き換えて、一般の方でも興味を持つテーマとの関連性を書きませんか?」
ということでした。
いろいろお話を伺う中で、お伝えされようとしていることのオリジナリティーと、日本の歴史研究の幅の広さ、あるいは通史とされる「日本書紀」や「古事記」が、後世の為政者に都合よくまとめられていることなど、切り口も鋭く、興味深い内容だったことは確かなのですが、一般読者にはややハードルが高いのも事実。
そこで、平易な言葉で、読者の知りたいこと、関心が高いテーマを入り口に、
より本質的なテーマへと読者を自然に誘うよう構成を大幅に変更しました。
同時に、歴史だけでなくスピリチュアルやエネルギーといったことに関心が高い読者のための「つかみ」となるような項目も加えて、より読みやすく、より多様な楽しみ方・読み方ができるように変更したのです。
さらに、健康や人間関係など、読者の日常的なお困りごとを解決する方法や、精神的な充足を得る道順などを、より具体的にお伝えすることで、一般的な読者のニーズにも答えられる要素も盛り込んでいただくようお願いしました。
もちろんこれらは、著者と編集者の信頼関係があるからできること。
著者に柔軟性と「この教えを伝えたい」という情熱があったことに加え、
また編集者の方でもそれに応える具体的な提案ができたから、すべてがうまくいったのはいうまでもありません。
●編集上の工夫が本の「構成」のカギを握る
話題が多様で独自性が高いのは良いことではありますが、いずれにしても大きなストーリー展開が大切です。
そのため、メインのストーリー展開の中で省略せざるを得ない話題については、読者からの質問に答える形式で「Q&A」の章を新たに書いていただきました。
このため「あじまりかん」という一つのテーマを、歴史、宗教、スピリチュアル、エネルギー、個人的体験と、大きくは5つの切り口から立体的に解説することになり、読者が関心の高いテーマと結びつけることと、より深い理解を得ることができるよう誘うことに成功しました。
その他、読みやすくする工夫(魅力的な小見出しを多用)、手に取りやすい表紙デザイン(デザインコンペの開催)など、さまざまな編集上の工夫で、読者に高い満足を得ていただけるよう配慮して本を作りました。
●アマゾン10週連続1位に!
このような読者に配慮した工夫があればこそ、同じ内容でも伝わり方が全く変わってきます。
読者には「自分のために書かれた」と思っていただけることが重要です。
しかも幅広い切り口を用意しておくことで、本書が伝えたいテーマを立体的に浮き彫りにし、今までにない(歴史上も立場的にも)唯一無二の作品となったことが、その後のベストセラーにつながりました。
出版後はクリエイトブックスのメルマガ、ブログ、Facebookからスタートした販促活動ですが、数千人程度しかリーチできなかったため、静かなスタートとなりました。
その後、本を手にした複数の読者からの高い評価(アマゾンとブログ)を獲得。
それがまた新たな読者を得るきっかけとなり、「好循環」が起こるようになりました。
それがまた新たな読者を得るきっかけとなり、「好循環」が起こるようになりました。
結果的に、並み居る大手出版社からの著名作者による本を上回る販売数を獲得し、
発売から10週連続でアマゾンの「現代思想」分野の1位をキープするという快挙につながりました。
●3000冊売れて、1000人のリストを獲得した理由
発売から半年で3000冊ほど売れ、100万を越す印税も受け取った斎藤さんでしたが、
もっと大きなギフトが、本を読んでくれた熱心な1000人の方のリスト(メールアドレス)を取得されたことでした。
その秘密は「読者プレゼント」企画を巻末に用意したことです。
この本は「あじまりかん」と唱えることが個人の幸せだけでなく、世界の幸せに繋がる、という内容だったのですが、それをどう唱えるかは本だけでは伝えられません。
そのため、著者によるミニワークとして実際に「あじまりかん」を唱える様子を
音声ファイルとして希望者にプレゼントすることにしたのです。当然無料ではありますが、お申し込み時にメールアドレスをご登録いただき、そのメールアドレス宛に自動で返信したメールからダウンロードしていただくようにしたのです。
こうすることで、発売から1ヶ月で数百人のリストが集まり、最終的には1000人を超える読者のメールアドレスを取得。
続くセミナー開催へと繋がりました。
●人生初セミナーは増席してもキャンセル待ちに
東京駅近くのセミナー会場は、京都や高松からもご参加いただくほど大盛況のうちに終了しました。
増席して、50人近くになったのですが、あいにく参加できなかったり、もう一度話を聞きたいという方のために、当日の講演会の様子を録音した音源を販売。
こちらは30人ほどにご購入いただきました。
●バックエンドは2種類
バックエンド商品というのは、ある商品をお買い求めいただいた方に
「もっとこちらにお勧め商品がありますよ!」とご案内して、
その方が本当に探し求めていた「高い価値」を提供できる商品・サービスのこと。
この場合は、斎藤さんが最初に書いた600ページ、5000円の『一輪の秘密』がバックエンド商品に当たります。
というのは、『あじまりかんの秘密』はどちらかというと『一輪の秘密』のダイジェスト版のようなところがあるので、読者にとっては買い求めやすくとっつきやすいのは事実。とはいえ、もっと深く学びたい方には『一輪の秘密』が読みたくなるのです!
そしてもう一つのバックエンドが、会員制の交流会「友の会」へのお誘いです。
これは月刊誌「あじまりかん通信」で学びを深めながら、講演会や勉強会を通じて著者の斎藤敏一さんとコミュニケーションが取れるという、ファンには垂涎のコミュニティーです。
講演会でもたくさんの悩み事や相談事が打ち明けられましたが、
「あじまりかん」という詔を唱える効力についてたくさんのシェアがあり、
あらためて「もっと学びたい」という会場の声も多かったのです。
そんなこともあり、「友の会」へのお申し込みも多数あったと聞いています。
マーケティング的視点で見ると、「継続課金」は単月での売り上げは大きくなくても、
LTV(顧客の生涯価値)は非常に大きくなりますので、立派な「バックエンド」の一つとなりうるのです。
●「友の会」を発足。各地での交流会開催へ
なによりも、同じ意志を持つ仲間が増えることは、人生の彩りを豊かにしてくれます。
金銭的価値には変えられない豊かな人間関係こそが著者が受け取る最大のギフト、かもしれません。
友の会以外にも各地で講演会・交流会も続き、本の出版のおかげで確かな手応えを感じたという斎藤さん。ご本人の感想やブログは以下の記事を参考にしてみてください!
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