本田健さんが作家デビュー前にしたこと
2020/06/21
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今日も作家本田健さんから学んだマーケティングについてお伝えしましょう。
ご存知、ベストセラー作家の本田健さん。
子育てのためのセミリタイア中に
「そうだ!作家になろう!」
と思いついたのだそうです。
ところがそのスタートは簡単なものではありませんでした
目次
●小冊子によるマーケティング戦略
会計事務所を経営しながら経営コンサルもして、
また投資家としても充分な実績があったので
何社かに企画を提案したところ、見事玉砕。。。
そこで健さんは作戦を変えました。
当時、小冊子を使ったマーケティングが流行り始めていたタイミング。
きちんと「売れるコンセプト」と「バックエンド商品」を決めて、小冊子の無料配布を始めました。
「まずは大勢にリーチした実績を作れば
向こうから声をかけてくれるに違いない」
ところが、何万部も配ったのに、一向にお声がかからない。
一体いつまで配ればいいのか?
それでも健さんは、自分を信じて配布を続けたのです。
●何万部配れば効果があるか?
あなたは、当然この話の結末はご存知でしょう。
結局、健さんはこの小冊子大量配布作戦が実って
みごと「著者デビュー」を決めるのですが、
いったい何万部で実現したと思いますか?
3万部?
5万部?
なんと、10万冊も配った時点で、
ようやく、当時ゴマブックスにいた遠藤励起さんが連絡をくれたのだそうです。
「あなたは小冊子で終わるような人ではない。」
それが遠藤さんが健さんに伝えたメッセージでした。
その遠藤さんに繋いでくれたのが、
健さんの大親友であり、レイキマスターの望月俊孝さん。
「中村天風さんの辻説法のように、小冊子を配って、
社会をお金の苦しみから解放したい」
そんな高い志から始めた作戦は、
実に数千万円も投資した上に、ようやく実ったのです。
それも、25年来の大親友の援護射撃がなかったら、
今の世界的大ベストセラー作家のデビューは
もう少し後だったかもしれません。
●編集者から興味を持ってもらえる「実績」が必要。
健さんはお金があったからできたのでしょうか?
もちろん、こんなに大規模に自分の夢実現に投資できる人は
そんなに多くはないと思います。
でもこのストーリーの要諦はそこではありません。
何よりも「10万人に無料で配った」という熱量です。
それが何に繋がるかは、誰にもわからない中で、
自分だけでできることを全力でやりきる。
そこまでは「自力」なんです。
でも、今の800万部につながったのは、
明らかに「他力」なんですね。
本を作るのも、売るのも、多くの関係者が協力してくれるように
なったといいます。
●驚かれたり、感心されることはコンテンツになる。
「それ、面白いね!」
編集者にそう思ってもらえなければ、本はできません。
最初のきっかけや関心につながるように、
あなたはどんな実績が作れますか?
あるいは、これまでの人生経験で
人に教えられることは?
人の役に立つことは?
もし、それがなかったら、本にならないでしょう。
誰かの役に立つならいいけれど、それ以外は自己満足ですよね。
●志の高さがベストセラーになるかを決める
健さんの話で面白かったのは、
当時のゴマブックスの社長さんに会った時、
「僕は1000万部出します。
その最初の一冊目がこれですのでよろしくお願いします」
と大見得を切ったそうです。
その一言で社長さんに面白がられて、
あり得ないほどの初版部数を最初から刷ってくれたとか。
もちろん、出版界のことなど、まだ何も知らなかった健さん。
自信はないながらも、「やる」と決めていたのです。
「1000万部売る」と決めたから、いま18年めで800万部。
『Happy Money』も世界的に売れてるだけに、
あと2年後には1000万部に届く計算だそうです。
あと2年後には1000万部に届く計算だそうです。
「ほぼ予定通り」というところに、
健さんのすごさがおしはかれます。
この話の続きはまた別の機会に!