【人はなぜ、正しい行動を取れないのか?〜自分と家族を守るためのコロナ対策①】

      2020/06/21

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感染者が出ていなかった鳥取で、「安全」というイメージに惹かれて訪れる観光客がいるそうです。
 (毎日新聞3月28日の記事はウェブ上から削除されました)
 
しかし鳥取まで飛行機や電車、バスを使っていたり、お店で食事をしたりすれば、鳥取県内初の感染者が出るのは時間の問題でしょう。

人はなぜ、自分が感染源になったり、感染することに想像が至らないのでしょうか?
 
「人の移動」が感染を広げてきた事例を、誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。
 
外出はあなたにとってリスクであり、他の人にとってもリスクです。
 
エイズが初期に世界的に蔓延したのは、感染源となった人が飛行機で移動したからです。
 

 
 
だから感染症に対して移動を制限するのは、とても理にかなっているのです。
 

●人はなぜ「大丈夫」と思いたがる?

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イタリアの北部のロンバルディア地方から脱出するために最終電車へ急ぐ人びと。1600万人を強制的に封鎖する措置は4月の初旬まで続く

 
夜行バスで東京を脱出した人も多かったようです。
 
 
もしそのバスの中で一人でも感染者がいたら、まさに「クラスター」(感染症の集団)となって「クルーズ船」と同じ事態が起こることが予想されます。
 
イタリアでも北部のロックダウン直前に、規制区域から何万もの人が脱出し、結果的にイタリア全土に新型コロナウィルスをばらまかれたと言われています。
 
 
どうして人は「安心・安全」の基準と行動規範をこうも間違ってしまうのでしょうか?
それはひとえに、「正常性バイアス」と呼ばれる思考パターンがあるからです。
 
「自分だけは大丈夫」
「自分は守られているから安心」
 
 そういう感覚を人は本能的に求めています。
それ自体が問題ではなく、状況が大丈夫でもなんでもないのに、「大丈夫であってほしい」という思い込みが強すぎて、正しい判断ができなくなっている時、人は自らの判断の誤りから、危機的状況に陥りかねないのが問題なのです。
 
例えば地下鉄で火災が起きた時、アナウンスがないので安全と思った乗車客が逃げ遅れ、192人が死傷した事故などはまさに、正常性バイアスゆえの判断ミスが原因と言われています。
 
 
もっともこの時は放火が原因で、火の回りが早すぎたこと、閉鎖空間で逃げづらかったこと、誰か一人でもアクションを起こしていれば、助かる命もあったかもしれませんので、単純に結論づけることが難しいのも事実です。

何れにしても、何が間違った判断を引き起こす可能性があるか、どういう時、人は間違った行動を起こしがちか、それらを事前に知っておくことが自分や家族、友人のリスクを下げることだけは確かなようです。

 

●この週末オススメしたい必読書

 
ウィキペディアによると、人類の歴史は感染症との戦いの連続です。
実は戦争による被害をはるかに上回る人命が、次々と感染症によって失われてきました。
 
結核
麻疹(はしか)
梅毒
ペスト(黒死病)
赤痢
チフス
コレラ
破傷風
ポリオ
天然痘
狂犬病
インフルエンザ
ノロウィルス
そして、20世紀を代表するエイズ、エボラ出血熱
21世紀のコロナ
 
そんな感染症と人類の歴史を概観するには、wikipediaが最適です。
 
 
そのうえで、今僕たちがどう振る舞えばいいのかを知りたい人にオススメしたいのはこちら。
 
岩田健太郎  (著)
 

 
あの「クルーズ船」から警告を発し、すぐに退船を命じられたことで逆に名を知られることとなった、感染症対策の専門家です。
 
実は岩田さんは、炭疽菌、SARS、インフル、麻疹(はしか)で混乱する各国の現場を体験して、そのリスクをコントロールする必要性を痛切に感じたことから、積極的に発言・提言している現役の疫学者・医者です。
 
パニックにならないことが、新型コロナの時代に重要です。
僕も奥さんから勧められたので、これから読んでみたいと思います。
 

●今できることを「家」で集中してやりましょう!

 
フェイスブックやユーチューブに張り付くのではなく、
僕もあなたも「今」だからこそやるべきことがあります。
 
このコロナ騒動の収束後に必要な体制を、できるだけ早く整えること。
 
リモートワーク、オンライン化、バーチャル化へのシフトが加速する時代に、
早くから取り組んだ人と、時代の流れに抵抗している人との間でものすごく大きな「ギャップ」が生まれます。
そしてそのギャップは今後も拡大し続けるでしょう。
 
そうなる前に、今できる最大のスピードで、今の働き方、ライフスタイルをシフトしましょう!
 
  • 物販なら、リアル店舗中心から、楽天、アマゾン、自社サイトでの販売中心へ。
  • コンサルティング業務は、zoomへのシフトを。
  • 教育系なら、動画教材の収録を。
  • サロン系なら、クライアントをオンラインでサポートする仕組みづくりを。
  • 健康系なら、セルフケアのための情報発信と商品・サービスを。
  • 士業は、オンラインサポートをすぐ導入して、その仕組み化導入のコンサルティングを別メニューでスタートしましょう。
 
ここで「そうは言っても忙しいし…」とお悩みの方は、これまで自分で頑張ってやっていた作業系の仕事をすべて手放して、アウトソーシングしましょう。
 
 
おそらく、そうすることで、あなたの仕事の半分以上が手から離れます。
発注したら、あとは納品されるまで待つだけ。
 
あなた自身の生産性を高めることで、労働時間を半減しましょう
同時に、売り上げを倍にする仕組みをプランニングしましょう
 
そうすれば、あなたの「労働生産性」が今の4倍になる生活がスタートできるのです。
 
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