小冊子からワン&オンリーの成長企業へ

      2020/06/21

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あなたは「ダイレクト出版」という版元をご存知ですか?
そこが発行する書籍、実は一般書店では販売していません。
アマゾンでも販売していません。
 
独自の顧客リストを持ち、主にネット広告を使って集客し、
書店も取次も通さずに、読者に直接本を届けています。
マーケティングや自己啓発関連の本を扱っている専門出版社なのですが、
ここから出版された本を僕は何冊も読んでいます。
 
なぜなら、海外からの翻訳物の良書を扱っていて、
日本にはまだない、最新のマーケティング事例を知ることができるからなのです。
また、神田昌典さんや、フーバー研究所の西鋭夫博士の本、
ロイスクルーガーなどのコンテンツも扱い、
骨太のテーマを届けてくれる出版社なのです。
 
でも実は、ほんの十数年前には、日本語の訳もまだ小慣れていなくて、
表紙デザインもイケテない小さな出版社でした。
 

●小冊子から始まった情報発信

 
いまから十数年前に創業者の小川忠洋さんが発行した
一冊の小冊子が僕の手元にあります。
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心理学と成功法則についてがテーマで
「セルフイメージが高いことが成功を決定づける」
と説くドクター・モルツについて紹介する内容でした。
 
このドクター・モルツの原著は
3500万部も売れた大ベストセラー。
そのコンテンツの販売権を取得したダイレクト出版は
マーケティングだけでなく、成功心理学、
自己啓発書の分野でも強力なコンテンツを手に入れたことになります。
 
ダイレクト出版の強みは
オンライン講座やビジネススクールなどをマーケティングを活用して
販売すること。
 
順調に業績を伸ばし、
顧客リストが140万人、年間売上60億円に。
有名大学を卒業した意欲の高い学生たちが
志願してくるほどの人気企業になりました。
 
すでに出版社の枠を超えて
企業の業績向上、ウェブマーケティングのためのコンサルティング、
あるいは広告運用のプロとして独自のポジションを築いているのです。
 
でも、そこまでの道のりは順調だったわけではありません。
不安に押しつぶされそうで、眠れない日もあったと言いいます。
そんなとき、若かりし小川忠洋さんを救ったのが、
セフルイメージの大切さを説くドクター・モルツの本だったのです。

●人はなぜ、成功する人と、努力が実らない人に分かれるのか?

向上心が高く、ありとあらゆる本を読み尽くしていたにも関わらず
小川さんは貧乏で不幸のどん底でした。
どんな教材を手に入れても、一時的にモチベーションが上がるだけで
長続きすることはなかったと言います。
 
ところが、ドクター・モルツの説く「サイコ・サイバネティクス」という理論を実践したところ、
一生懸命にやったり、苦労して這い上がることなく、
ダイレクトレスポンスマーケティング業界で、わずか10ヶ月でトップクラスになったのです。
 
その理由が、小川さんが十数年前に作ったこの小冊子に書かれています。
それが、心理学における今世紀最大の発見と言われる「セルフイメージ」なのです。
 セルフイメージとは、一言でいうと「自分が何者であるか」という考え・イメージです。
 
人は誰でも、「自分は何者か」というイメージ通りの人になります。
子供時代に築きあげられた信念(belief)、
感じた感情や経験、失敗、屈辱、恥ずかしさ、あるいは成功体験まで。
 
人と接し、家族や友達の反応が集積し、無意識に作られるもの。
それがセルフイメージです。
 

●セルフイメージが行動を決める。

 
行動するから、セルフイメージが上がるという考えを持つ人もいるでしょう。
でもドクター・モルツによると、真実はその逆です。
セルフイメージがあるから、それに従った行動・振る舞いをするのが人間の性質で、
そこから逃れることは誰にもできないと言います。
 
「自分は数学ができない」と思っている人は、いい成績は取れません。
「自分は社交的な人間だ」と思っていると、社交的に振る舞うことができます。
「自分は年収1000万円にふさわしい」と思っている人は、実際にその年収を受け取れます。
 
では仮に、年収3000万円のイメージの人が、年収1000万円だったとしましょう。
彼は、決してその現状に満足できません。
そして、収入を伸ばす方法を常に探します。
 
意識的に、そして無意識的にも、それこそ24時間365日、
彼の脳はそれを実現する方法を探し続けるでしょう。
このまるで「自動ナビゲーションシステム」のように働くことで、
人から見れば一見大変そうなことでも、どんなことでもやりきれるのです。
 
なぜなら、その人にとって年収が3000万円であることが普通であり、
それ以外の状態は不快で我慢がなりません。
そうやって、人は誰でもセルフイメージに支配されているのです。
 

 ●ドクター・モルツの教えを小冊子で伝える!

 
では、どうしたらいいのでしょうか?
 
低すぎるセルフイメージの支配から逃れ、
正しく、自分が目標とするゴールに到達できるような
セルフイメージを持つために、何をすべきなのでしょうか?
 
その方法を書いた小冊子を、小川さんは無料で配りました。
そして、巻末ではホームページに誘導して、
教材の販売をしたのです。
 
もちろん、その教えが本物であったからこそ、
小川さんも成功者に生まれ変わることができたし、
教材を買った方が成功したからこそ、
クレームではなく感謝が集まり、会社も成長しました。
 
つまりここでも小冊子がマーケティングのかなめとなり、
その後のダイレクト出版の基礎を築くことにもなりました
 
ね、なんだかワクワクする話じゃないですか?
「小冊子」から始まったわらしべ長者?
これも基本は「マーケティングの仕組み化」
その成功の本当の理由だったのです。
 
 

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