【夢実現インタビュー】ぬいぐるみ心理学 伊庭和高さん

   

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突然ですが、あなたの部屋に、ぬいぐるみはありますか?

女性なら、一つや二つお気に入りのぬいぐるみを持っている人は多いでしょう。

では、子どもの頃にお気に入りのぬいぐるみや毛布があった人は?

きっと忘れてしまっているかもしれませんが、

ぬいぐるみや毛布から安心感を得ていた時期が、誰にでもあると言われています。

 

スヌーピーが主人公のマンガ「ピーナッツ」に、

いつもずるずると毛布を引きずって歩いてるライナスという少年が出てきますが、あれです(笑)

「ライナスの毛布」で検索すると、たくさんの臨床心理学の研究がある事に、あなたもきっと驚くでしょう。

 

今回ご紹介するのはこの「ぬいぐるみ」と「心理学」をかけあわせて

「ぬいぐるみ心理学」を独自に編み出した

いばっちこと、伊庭和高さんです。

 

大学院まで行って教育と心理を研究し続けるなかで、

ぬいぐるみを通して、数々の心の問題を解決し、

人生さえも改善する方法を開発。

いまや全国からクライアントが通う人気になっています。

 

ぬいぐるみ1つで「自信がない」から卒業する!
3ヶ月でいつでも自信が生み出せる毎日を手に入れる

 

という看板を掲げた「ぬいぐるみ心理学」は、

ブログも人気で、多い時で1日3000人が訪れていると言います。

 

「ぬいぐるみが大好きなんです。だから、ぬいぐるみ心理学はライフワークなんです」

 

といういばっちさんに、「ぬいぐるみ心理学」の開発秘話からお尋ねしました。

いばっちポートレイト

「いばっち」こと伊庭和高(いばかずたか)さん。「ぬいぐるみ1つで、自信がないから卒業する」「3ヵ月でいつでも自信が生み出せる毎日を手に入れる」ぬいぐるみ心理学を主催。http://waniblog.info/

 

 

 

「ぬいぐるみ心理学」がライフワーク

岡山:「ぬいぐるみ心理学」で成果を出されている方が大勢いると聞いています。

いば:はい。これはメルマガやブログでもお伝えしているのですが、

 

  • 職場で、以前は周りを気にして飲み込んでいたことを言える様になった
  • 職場で1人ランチしたい時に同僚を気にせずさらっと行ける様になった
  • 無意識に頑張ってる自分がいることに気づけた
  • 苦手だった上司が異動した
  • 大型契約が決まり、経営していた会社の資金繰りが好転した
  • 会社を幸せに卒業できた
  • 彼氏に遠慮せず、気持ちを素直に伝えられる様になった
  • 6年付き合った彼氏からプロポーズされた
  • やりたいこと、大好きなこと、ライフワークが見つけられた
  • 派遣社員から正社員になることができた
  • 気が進まないことは断れる様になった
  • 無理してお酒を飲まず、シラフで飲み会に参加しても楽しめる様になった
  • 20年後に実現したいと思っていた目標が、3ヶ月で実現した

 

……毎日、たくさんのご報告を受け取っていて嬉しいですね!

 

岡山:ライフワークとしての「ぬいぐるみ心理学」との最初の出会いは何年くらいの話ですか。

いば:えっと、2012年ですね。

岡山:その頃は大学か、大学院か。

いば:大学院に行っていたので院の1年生になりますね。

岡山:その頃は、ぬいぐるみを使った研究はなかったのですか?

いば:幼児への研究はあったのですが、大人とぬいぐるみの関係性についての研究は、私が調べた限りでは何もなかったですね。ちょうど大学院進学後にもっと自分を自分らしく生きたい、このままの毎日が続くのは何か違うんだろうなっていう想いを抱えていたんですよ。

岡山:なるほど。

いば:だから、ライフワークって何?みたいな状態で。

岡山:そうすると、大学院を卒業した後は、心理系でお仕事したいという意識はあったんですか?

いば:教育系の大学院に行ってたんです。教育学全般と、教育に関する心理学をやっていて、将来先生になりたいと思ってたんです。教員免許を持っていたので、大学院に行きながら、高校で非常勤という形で世界史の先生をさせていただいてて。

岡山:世界史を教えながら、大学院に通いながら、もうちょっと自分らしく生きたいっていうところから「ぬいぐるみ心理学」と出会ったんですね。

いば:ちょうどそのころ、あることがきっかけで「ぬいぐるみがずっと好きだったんだな」ってことに気づいたんです。ただ、ぬいぐるみを使ってどうしていくっていうところまでは、すぐには見えてこなかったんですね。

 何かしたい、ぬいぐるみが何かヒントになるけれども、ちょっとそれがわからない、と。でも、大きな方向性に気付いたので、それを深めていきたいな、というところまでたどり着きました。

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岡山:そうだったんですね。ぬいぐるみが好きだった、まぁずっと子ども時代から、大学院に入っても、お好きだったわけですか?

いば:えっと、正直言うと好きだとは思ってなかったんですよ。当たり前にありすぎて。それこそ寝る時にベットの周りに10体とか20体ぬいぐるみが居て、一緒に寝たり、あるいは話しかけたり戦わせたりして。

 で、歳をとっても、個数こそ変われど、やっぱり常に複数ぬいぐるみがいて。大学院1年生の10月だったかな、男友達にぬいぐるみが実は身の周りにこれだけあるんだよねっていうことをカミングアウトしたんです。そしたら、男なのにぬいぐるみがそんなにあるって変だよねって言われたんですよ。

 「変」「変わってるね」っていうのは、要は人と違う何かがあるんだなっていうことをその時感じて。じゃあ、もしかして、ぬいぐるみがこれだけあったり、長く居たのって普通じゃないんだろうなって。でも、自分はすごいぬいぐるみも好きだし、なにかぬいぐるみに関して他の人より、秀でている何かがあるのかもしれないなって気づけたんです。

岡山:そうやってポジティブにちゃんと受け止められたって言うのは、それは自分の中でなにかあったんですか。なんていうか、逆に反応する人もいるじゃないですか。

いば:そうですよね。

岡山:ご自分の中で、どうしてポジティブに転換出来たんですか。

いば:最初はちょっとショックでしたけど、でも、変わってるって言われるのは、昔からそんなに嫌じゃなく、なんかこう、人と違うものを何か持ってるんだな、と。

 あとは人前に立ったり目立ったりすることもけっこう好きだったので、言われて最初はちょっとショックでしたけど、でも嫌な気分は全然しなかったな。

岡山:なるほど。そこでそういう風に捉えられて、もうちょっと掘っていこうという感じがあった?

いば:人によってこれをポジティブととるかどうかって変わってくると思うんですけど、当時、高校で先生をしていたこともあって、なにかを伝えていくとか、教えていく、といういわゆるセミナー講師的なことをやりたいんだろうなって思う自分もいたんです。

 で、セミナー講師をやりたいって周りに伝えて行ったら、「あまり魅力を感じないな」、とか、「なんかちょっと表面的だな」、とか、そういうフィードバックを受けたんですよ。

 けっこうきついかもしれないけど、そういうフィードバックを受けたときに、今まで世界史の先生をして話したりはしてきたけど、別にそれがイコール「ライフワーク」ではないんだな、って気づいたんです。

 そうなったときに、やっぱり大好きな「ぬいぐるみ」っていうところに辿り着いて。この「ぬいぐるみ」に何かを掛け合わせていくんだろうなと思ったんです。「何か」の部分はちょっと見えないけど、やっぱり「ぬいぐるみ」なんだなって気づけたのは大きかったですよね。

岡山:ちなみに、その一端だけでも聞かせてもらっていいですか? ぬいぐるみへの熱い思い。

いば:何を話したかまでは覚えてないんですけど、「ぬいぐるみについて話してる時のいばっち、表情があきらかに違うよね」っていう。「すごい楽しそうなエネルギーを感じるよね」って。

 で、それは今もそうなんですよね。やっぱりぬいぐるみのことを話してると、明らかに、楽しそうにというか、止まらないというか。声も変わるみたいです。

 

ぬいぐるみとの出会いは「運命」

 

岡山:なるほどね。例えばどのぬいぐるみが好き、とかってやっぱりあるんですか?

いば:私の場合は、運命的にぬいぐるみと出会っていくタイプで、例えば街中とかで、これいいなと思ったら買っちゃう。だからキャラクターというよりは、その時の自分の感性にひかれたぬいぐるみがいるんですよ。

 もちろんこのタイプは人によって結構変わっては来るんですけど、私の場合はその時の「運命」を感じたぬいぐるみをどんどん手元に置いてますね。

岡山:例えばどんなぬいぐるみですか?

いば:例えば、好きなのはねずみのフレデリックというキャラクターがいて。スイミーとかを描いてるレオ・レオニの展覧会に行って、偶然そのギフトショップでフレデリックのぬいぐるみを見て、一目ぼれしちゃったんですよ。

岡山:かわいいですよね。

いば:なんかちょっと目がとぼけてるような感じもありつつ、花を抱えてて。後々そのネズミのフレデリックのストーリーを見ると、冬に備えて、冬眠の準備をするために、他のネズミは食料を集めてるんです。

 でも、その中でネズミのフレデリックだけは、太陽に語り掛けたりとか詩を作ったりしてるんですよ。で、その時はなんなのかよくわからないんですけど、冬になって、洞窟の中に入って、その太陽の言葉とか詩を読むと、他のネズミがすごい心がポカポカになって。

 最後、「君はそういう事をしてくれてたんだね」っていう仲間の言葉に、オチが待ってるっていうストーリーなんです。パッと見ると変わってるかもしれないけれど、自分のしたいこととか思いを貫いてるというようなやつなんですよ。

岡山:なるほどね。

いば:自分と重ね合わせたんでしょうね。当時。

岡山:そのぬいぐるみに、誰もが本音を話したり、自分の深層心理を反映させている、投影しているという理解をしているんですが、大好きと専門性と、段々と重なって、今の「ぬいぐるみ心理学」に発展していったんですね。

 あ、これいけるかも、と思った瞬間ってあったんですか?

いば:「ぬいぐるみ心理学」の発想を得たのが2013年の6月なんですよ。

 大学に向かう道のりを歩いているとき、ひらめいたんです。自分は中学生の頃にいじめられた経験があって、人の目を気にしたり、周りからどう思われるかも気にして、意見が言えなかったり、いい自分を演じたりしてたんです。だからウケはよかったんです。

 ただ、なんか優等生だね、とか、逆に言うとあなたは何を考えてるのかわからない、とか、優しいんだけど、好きまではいかない、とか、悪くないんだけど良くもない、みたいな。そういうかたちで人間関係を続けて、けっこう苦しかったんですよ。

 僕の1dayセミナーの告知ページにも書かせていただいたんですけど、大学の3年生の時にサークル活動をしていて、そんな風に自分が語っているのを見た女性から、「あなたが本音を言ってくれないのは、私のことを信頼してないのと同じだよ」と言われたんです。

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岡山:なるほどね、ずばり言ってくれたんだ。

いば:ずばり言ってくれて、そこで、あ、じゃあもうほんとに、気を使うんじゃなくてちゃんと自分の思ってることを伝えていこう、表現して行こう、って思えたんですよね。そっからちょっとずつ出来るようになっていった、と。

 で、要はそういう人の目を気にしたり、周りを気にしたり、自分を抑えちゃっていた過去の痛みとか苦しみがあった。それを乗り越えてきたからこそ、やっぱり同じような思いを感じている人に対して、やっぱり自分の経験を伝えていきたい、という気持ちは強かったですね。

 その過去の痛み苦しみとぬいぐるみが、ある日突然、リンクして、つながったんです。

岡山:そっかそっか。

いば:それが2013年の6月。

 

ぬいぐるみと毛布は心の扉を開けるカギ

岡山:ずっと、ぬいぐるみに対して語り掛けていたりとか、本音を聞いてもらってたんですね。

いば:自分もそういう事があって、つらいとか苦しいという気持ちも受け止められるし、ちょっとずつ、目の前の友だちに対して、職場の上司に対して、気持ちを抑えず伝えてみようって思うきっかけになるんじゃないかな、という着想を得たんですよね。

岡山:本音を言ってくれないのは、信頼してないのと同じだよって女性の友だちが言ってくれた、それって何年生の時ですか?

いば:大学三年生の時なので2010年ですね。

岡山:そういうことがありつつ、さっきの「ひらめいた!」というところも、やっぱりつながっていったものなんですね。

いば:そうですね。

岡山:で、そこから着想を得てから、次にやったアクションってなんですか?

いば:まず、大学院生をしていたこともあって、これって要は先行研究があるんじゃないかなって思ったんです。要は、先に調べた人がいたら、それを参考にしたいと。見ていくと、赤ちゃんとか子供に対しての研究はあったんですね。

 臨床心理学の分野では、赤ちゃんは1歳くらいになるまではお母さんの下を離れられない、そして1歳になってお母さんのもとを離れて、次に行くのがぬいぐるみなんです。あと、スヌーピーのライナスとかが持ってる毛布、ブランケット。

岡山:ありますよね。ライナスの毛布。

いば:そうです。あの毛布とかブランケット、ぬいぐるみに行くっていうのが、臨床心理学で証明されてたんですね。

岡山:ぬいぐるみか毛布、ですね。

いば:そうです。かつ、歴史をひも解いていくと、ぬいぐるみって、単なるものじゃなくて、魂を持った存在だと捉えられてきたんですね。

 要は、古代エジプトの頃からぬいぐるみのようなものがあったという記録があるんですけど、宗教とか魔術の目的で使われていたんですよ。呪いの人形をイメージしていただくとわかりやすいんですけど、あれは、要は誰か人を見立てているからこそ呪いの人形なわけで、単なるものじゃなくて、魂を持った存在として、ずっと見立てられてきたんです。

 で、ってことは、赤ちゃんは絶対お母さんに気を使わないんですよ。

 泣きたいけどお母さん機嫌悪いから泣かない、とかないですよね。お母さんの次にぬいぐるみに行く、かつ、ぬいぐるみは魂を持った存在として歴史的にみられ続けて来た。ということは、ぬいぐるみはほぼ100%素の自分、ありのままの自分を出してるんじゃないかと思ったんですよね。

岡山:それを「仮説」として持ったということですね。

いば:そう、「仮設」として。一方で大人とぬいぐるみの研究というのは私が調べる限りでは全くなかったんです。で、私はもちろん子育てとかの分野でも伝えていけると思ったんですけど、やっぱり自分自身、人目を気にしたり苦しんでたのは大人になってからだったので、大人の方に対しても伝えたいな、という気持ちがあったんですね。

岡山:子育て、じゃなくて大人に伝えたい。

いば:そうです。もちろん子育てとかも好きなんですけど、まず一番に伝えたいのが大人。だけど、大人の研究はない。でも仮説は立てた。要は、子どもがほぼ100%素の自分を出してるっていうことは、大人も絶対ぬいぐるみには気を使わない。だったら、大人も無意識のうちにぬいぐるみに素の自分を出しているんじゃないか、と。

 最近だと、ぬいぐるみの様な抱き枕もありますし、それを見るとかなり可能性は広いな、と感じました。でも先行研究がない。

 当時私は大学院でインタビューとかヒアリングをしながらそれをデータでとって、研究にするという手法を取っていたんですね。そのインタビューの手法を使って、ぬいぐるみ心理学を体系化できないかなって思ったんですね。

岡山:なるほどね。そういう道筋があるわけですね、今お話聞いてるとかなり必然的な。

いば:そうですね。

 

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岡山:それは研究室に所属して指導教官の先生が居て、ゼミがある中でも、今インタビューしてきました、とか、こんな反応でした、ということを発表していったんですか?

いば:実は別の研究テーマでずっとやっていたので、完全にぬいぐるみ心理学は自分の研究としてずっとこつこつやっていましたね。先生には言えず。大学院では研究を二つやってたみたいな感じです。

岡山:ちなみに、表向きの研究は何だったんですか。

いば:表向きの研究は高校生のキャリア教育です。

岡山:なるほどね。そうだったんだ。だから就活の学生の気持ちっていうのは得意中の得意なことなんですね。そこでもつながってるんですね、今の仕事。それは2本立てだったのが、もう本当に活かされてるわけですね。

 ゼミとか研究室では高校生のキャリア教育の方を進めつつ、自分でやっていたぬいぐるみの研究はどんな発展を遂げていったんですか。

いば:まず人に聞かないとわからないと。その人とぬいぐるみのエピソードを聞きながら、何かそういう共通点が出てくるんじゃないかと思ったので、まずは100人に聞こうと思いました。

 なので、友達とか、友達の友達とか、友達の友達の友達とかってどんどん広げていって、大体2013年の6月から1年ちょっとかけて100人に到達したんですよ。

岡山:じゃあけっこう丁寧に聞いて行ったんですね。時間もかけて。

いば:丁寧に聞いて行きましたね。やっぱりやればやるだけ、法則性みたいなものが見えてきますし、で、その中でそれこそ就活生に広まり、評判を呼び、就活生が大量に押し寄せる、とか色々ありましたし。

 

いきなり評判を呼んだ「ぬいぐるみ心理学」

 

岡山:就活生が大挙して押し寄せっていうの、ちょっと話して頂いていいですか?どんな様子だったのですか。

いば:要はぬいぐるみとどう関わってるかを見ると、その人らしさが見えてくるんですね。その人は何を大切にして行動しているか、とか、本当は何を求めているのか、とか。就活のエピソードも全部そうなんですよね。

 どんな行動をとっていても、その行動をとる理由にはその人らしさがある。その人が無意識のうちに本当に求めているものは何か、自信をもってやれてしまうことがあるよね、と。

 例えば、ある人で言ったら、カフェでアルバイトをしていて、お客さんに「ありがとう」って必ず声をかける理由は、またこのカフェにきてもらえるような安心感を持ってほしいためっていうのがあるんですよ。別の場面で、例えばゼミで下級生の子に対して丁寧にメールをしたりやり取りをしたり、説明をしている理由も、下級生の子が不安に思わない、つまり安心してゼミに参加できるようにするためで、要はその人らしさというところに「安心感」というキーワードが出てくるんですよ。

 ということは、どのエピソードをひも解いても絶対に安心感とか、居心地のよさ、とか、親密さ、とか、そういったキーワードに落ちていくんですよね。それに気づきさえすれば、就活の面接時のエピソードとかなんでも話せるし、それが一番大切にしているものなら、それと合致する企業を見て行けばいいよって言ったら、次々と内定が出たんです。

岡山:面白いですよね、就活の時の面接って。面接官の人って、人を見る目がすごく肥えてると思うんですけど、就活生さんは皆、いろんな練習したり、取り繕ったり、こういえばいいだろう、とか、御社のことを、御社のために、とか色々言うわけじゃないですか、表面的なことを。だけど、人を見抜く力がある人たちっていうのはたくさん面談しているわけでしょうから、当然そういう力も付いてると思うんですけど、「この人、本音を言ってるだろう」とか、そういうのってわかるんですよね。

いば:わかりますね。

 

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岡山:それだけど、その目の前の就活生が、ちゃんと自分のことがわかっていたりとか、あるいはこの人嘘じゃなくて、本当に楽しそうだな、とか、そういうのが見えると、その人と一緒に仕事したくなったりするんですか? どんな感じで就活が決まるのですか?

いば:面接官はもちろんそうなんですけど、例えばアルバイトで業績をアップしました、とか、世界一周行きましたとかのエピソード自体は会社で役立つわけじゃないじゃないですか。企業で採用活動をしている知人から伺った話では、就活で面接官が見ているのは、その人の「人となり」なんですよ。

 何を大事にして行動してきたのか、どんな価値観があるのか、とか。どんな性格なのか、とか。それがわかるからこそ、この部署のここに配置したいな、とか、会社には合ってる、合ってないな、というのが見えてくるんですよ。

 さっきの人は「安心感」にその人らしさがある、と。それを過去の大学生活のエピソードでも安心感を大事にしてやってきたし、会社でも例えばこういう場面でこういう形で安心感というものを発揮していきます、というと一本軸というか、筋が通るんですよね。だから、その人らしさがすごく面接官に伝わる、というところですよね。

岡山:結局その人らしさと人となりがわからないと、使う方としても想像もできないですよね。その人と一緒に仕事できるか、とかね。

いば:悪くはないけど、うーんどうしよう、みたいな。

岡山:表面的なこと言っても、せいぜい「悪くはないけど」くらいにしかならないわけですね。

 

3ヵ月で自信が無い状態を卒業できるのが「ぬいぐるみ心理学」

 

いば:結局、今私が「ぬいぐるみ心理学」で何をしているかというと、3か月で自信がない状態から卒業する、ということなんです。ぬいぐるみ一つで、自信が生み出せる毎日を手に入れる、と。それがゴールでもあり実現可能だというのは、今までやって証明して来たので、それを伝えてるんですね。

 で、自信がないって聞くと、本当に何もできないみたいなイメージを持つかもしれないんですけど、そうではなくて、例えば普通に行動しているし周りから評価されてるんだけども、特定の上司とか、パートナーに対してだけ、大事な場面で自分を抑えちゃうとか、あるいは行動しているんだけど、周りの評価とか目が基準になっているとかなんです。

 となると、その時の自分には自信が持てないんです。例えば就活なら、企業の評価を気にしてエピソードを考えちゃう自分には自信が持てないですし、あるいは仕事で働いてて、上司からどう見られるかを気にして振る舞っていたら自分に自信が持てない。

 ぬいぐるみ心理学で、ぬいぐるみとの関わりを通して、自信が持てるように、いつでも踏み出せるようになっていきましょう、と。そうしていけば、自分の思い描く毎日も実現するし、願いも叶うし、実際、叶っている人がいる、っていうところを今、私は伝えていってますね。

岡山:なるほどね。

いば:それこそ人によっては、契約社員から正社員に昇格しました、とか、離婚寸前だった旦那さんと一緒にディズニーランドにデートに行けるまでになりました、とか。描いてた絵の作品、美術の作品がコンクールで第二位になりました、とか。人によって効果の出方って違うんですよ。でもなりたい自分になる、とか、自己実現とか、あと自信が持ててない状態からその時の自分で自信が持ててくる、とか。

 ある意味1day講座の「いつでもノーと言える自信を身に付ける」っていうのも、ノーと言えない自分を抑えてた部分を、自信をもってノーと言えるようになっていく。ノーと言えるようになっていけば、どんどん変わっていくんですよね。……(続く)

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いばっちさんのインタビュー記事はまだまだ続きます!

●「ノー」と言えることは自信につながる
●ビジネスとして回るまで
●「覚悟」を決めると人生が動き出す
●ライフワークとマーケティングを掛け算する
●編集後記

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【いばっちさんインタビュー記事の続きはこちらから!】


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