書きたいのに書けないときの処方箋④ 人生最低最悪の体験と向き合う

   

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書き進めるのが、辛くなることがあります。
 
それは、人生の辛い時期、
自信がなく、
頼れる人もいなかったような頃のことを
書くことになったときです。
 
または、
評価を気にして、
批判が怖くて、
書けなくなることもあります。
 
グルグル回りが止まらなくなって、
自分でどこに行くこともできなくなることもあるでしょう。
 
なかには「ライターズ・ブロック」なんて言う呼び名をつけて
それで本を書いた人もいます。
 
1.ひと言も書けなくなったとき
2.評価や批判が怖くなったとき
3.人生最悪期のことを書くとき
 
この3つの対処法をまとめてみました。
 

1.ひと言も書けなくなったとき

 
 
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どんなに長いことイスに座っていても、書けないときってありますよね。そんなときは、休んでもいいし、他のことをしても良いのです。でも、どうしても書けない状況が変わらないのなら、いい処方箋があります。

      
ブログ記事やメルマガ、いつもはスイスイ書いていたのに
突如として書けなくなることがあります。
 
普段は1、2時間もあれば書けていたのに
3日かかっても書けるかどうか…。
 
そんなとき、多くの原因は「ストレス」です。
 
体を動かしたり、
おいしいものを食べたり、
映画で泣いたり、
マッサージをしてもらったり、
旅やドライブに出るのも良いでしょう。
 
気持ちよく、ていねいに自分をいたわりケアしてあげるだけで、
数日もすれば、また書きたくなることがほとんどです。
 
 
書き尽くして泉が(あるいは井戸が)枯渇してしまったのなら、
アウトプット過剰のエネルギー切れです。
インプットが必要なだけですから、
犬や子供やパートナーと散歩したり、
お茶を飲みに行きましょう。
 
「枯渇状態にならない」
 
これは作家として、ライターとして、著者として、
普段から気をつけるべきことです。
 
 
村上春樹のように、
習慣的にランニングや水泳をするのもお勧めです。
 
 
 
睡眠時間を削るのではなく、
パソコンやスマホの時間を削りましょう。
 
目が疲れるだけでなく、
ブルーライトは睡眠の質を落としますので、
寝る1時間前には止めて、
間違っても枕元に置いておくことは割けましょう。
 
それだけで、あなたが「書けなくなる」日がぐっと減るかもしれません。
 
 

 2.評価や批判が怖くなったとき

 

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書けない理由の一つに、「人からなんと言われるか」「批判されるに違いない」という考えに捕われるときがあります。それはときに、「自分が何のために書くのか」を試されているときだったりします。

 
これもなかなか痛みを伴います(苦笑)
 
たとえ悪い評価や批判をする人は
ほんの一握りだと知っていたとしても、
イヤなものはイヤですよね。
 
そんなときの対処法を
僕はあるメンターから教わりました。
 
 
これは、ちょっとしたミニワークです。
 
 
まず、思いつく限りの悪態、いわれのない批判、強い疑いの言葉を
あえて、自分自身に投げかけるのです。
 
「どうせこんな本売れないよ」
「著者の言ってることはさっぱりわからない」
「大した実績もないのに、この著者は何もの?」
「しょせん○○さんのパクリでしょ!」
「間違いだらけだし、意味ないじゃん」
「時間のムダ、お金のムダだった!」
 
 
 
もし自分に、この罵詈雑言を投げかけられないときは、
安心できる状況の下で、信頼できる友人に、
 
先ほどあげたような言葉を「あえて」
投げかけもらっても良いでしょう!
 
 
ひょっとして、涙がじんわりあふれてくるかもしれません。
全身がこわばって、手や足も震えてくるかもしれません。
 
これが単なる「シミュレーション」だと知っていても、
簡単に収まるようなものではないでしょう……。
 
 
それでも、深呼吸をしながら自分で自分を観察していると、
しばらく後には、ちょっと違う自分に氣づきます。
 
「そうか、波は過ぎたんだ……」
 
 
 
 
自分の内面を観てみると、自分がなにを気にしていたかがわかるでしょう。
 
 
スゴいと言ってほしい。
注目してほしい。
持ち上げてほしい。
一目置いてほしい。
あの人から認められたい。
別れた彼氏を後悔させたい…。
 
 
そんな無意識に感じていた自分の気持ちを認めてあげて、
「そうか、そう思っていたんだね」
と思えたとき、
 
 
人からの批判や評価よりも、もっと大切なものが
きっと見つかっているはずです。
 
 

3.人生最悪期のことを書くとき

 

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人生は山と谷の連続。ずっと山ばかりという訳にはいきません.「谷」で体験したことが、あなたの人生にとってどういうことだったのか、どんな意味があったのか。そろそろ、書いてみるタイミングかもしれませんね。

 
書く行為は、デトックスと同じこと。
心のデトックスに、書くことはとてもお勧めなのです。
 
今回、あなたはたまたま本を書くことになったのかもしれません。
そして行きがかり上、これまで人に言えなかったような
辛い体験や、苦しかった時期のことを
 
自分以外の人に伝えるために、
書くことを選択されました。
 
 
ここで「デトックス」しておくことは、
また痛みを思い出すし、
苦しくて、辛い作業です!
 
 
でも、必ず大きなギフトを得られることを知っておいて下さい。
 
 
 
むしろ
「今回、本を書く意味は、まさにこのためだっんだ!」
 
と後になって気付くことでしょう。
 
 
本を出すことで人生が変わるとしたら、
自分の一番深いところ、痛いところと向き合う勇気を振り絞ること。
 
 
本を出版するために、原稿を書いて、読者に届けるために、
今までなかなかできなかったことをやり遂げることでしか、
成し遂げられないことなのです。
 
 
『本当の自分に出会う旅』(クリエイトブックス刊)の著者、
深見ふわりさんは
 
本の執筆を決めてから、
始めて産みの母親に会いに行きました。
生後1週間で、生き別れてしまったからです。
 
 
そして、その後は、
全く人生が変わった、世界が変わったと言います。
 
 
そんな、これまで誰にも言えなかったことを吐露するという体験を通して
その暗くて辛い歴史を、
少しだけ、
ほんの少しでも、
客観的に見たり語ったりできるようになると思うのです。
 
 
そして、そのアウトプットの行為を通じて
自分の中でなにか変化を感じたとしたら、
 
 
それは、
本の売上や社会的評価以上に
大きな何かをあなたにもたらしてくれるはずです。
 
 
そんな勇気ある人に、人は引きつけられ、信頼を置くのです。
 
だから、ここはぐっとハラに氣をためて、乗りきって下さい。
 
 
あくまで自分にはやさしく、
居心地良い空間で、
ときには気分を変えたりしながら
(都心のホテルや田舎の宿をとって、集中して書くのも良いですよ!)
 
書き出して、吐き出してください。
 
 
そしてできればそのことを、ご両親やパートナーに話すのです。
 
そうすれば、その先に何かがあるはずです。
(きっと、想像もできなかったものが!)
 
 
 
最終的に吐露したものを本にするかは、
ある程度、執筆作業が終わってから考えましょう。
 
 
書き方によってもだいぶ印象は変わりますから、
一度すべてを吐き出して(デトックスして)
その「出てきたもの」を吟味して、
 
使えるところがあれば使うし、
表現をきれいに整えるなどして、
本に収録してもいいでしょう。
 
 
いずれにしても、それは後からできることですから!
 

まとめ

 
誰にだって書きたいのに書けないときがあります。
むしろ、それでも書こうとしている自分を褒めてあげましょう。
 
そして、気分転換に友人に電話でもして、
 
「いま、ライターズ・ブロックなんだ……」
と言ってみて下さい(笑)
 
きっとそんな自分が愛おしくなるかもしれませんし、
笑い飛ばしたくなるかもしれません!
 
 
1.ひと言も書けなくなったとき
2.評価や批判が怖くなったとき
3.人生最悪期のことを書くとき
 
 
ときにそんなこともあるけれど、
まだまだそれでも書きたい。
 
そんなあなたを、いつも応援しています。
 

CB


 

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