重版率8割の元編集長が教える、本や小冊子を書き上げる秘訣!用意するのはたった2つのアレとアレ 新ブックマーケティング実践講座

      2020/06/21

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こんにちは、岡山泰士です。

 

こんにちは、岡山泰士です。
集客用小冊子の作り方について解説しました。
 
 

●小冊子作りのコツは「設計図」にあり。    

 小冊子をいきなり書き始めようとしても、たいていの場合、目的がブレてしまいます。なぜかと言うと、文字数で1万字から2万字ぐらい書く場合が多いのですが(文字数の理由もあるのですが、詳細はまた別記事で解説します!)
 
これだけ文字数が多いと相当数の時間がかかりますので、書いているうちに何をどこまで書いたのか、話の順番などがわからなくなりがちです。よっぽど書き慣れている人でもない限り、ウンウン唸りながら書いた文章の構成がきちんと整っていなかったり、本来の目的と違うことを書いてしまう、なんて言うこともありがち。
 
それをぶらさないためには、「企画書」と「目次」を書いてから書き始めることをお勧めします。
 

●誰のために、何のために小冊子を作るのか?

 企画書といっても難しいことはありません。
一番重要なのが、「誰のために」「何のために」と言う目的を明確にすることです。
たとえば、サロン経営者が集客用に小冊子を作ろうとしたら、美容なのか、健康なのか、ティーサロンなのかでお客様像が違いますよね? そして、それぞれのお客様が求めていること(目的)が異なります。

当たり前のようですが、それを明確にしておかないと、つい書きやすいことを書いてしまい、話が脱線したり、冗長になったりして、目的が達成できなくなります。

失敗するとしたら、この目的に沿った(集客なのか、商品・サービス説明なのか、ブランディングなのかなど)からブレてしまうことです。

もう一つ付け足すとしたら、一つの小冊子に、複数の目的を入れてはいけません。複数の目的がある場合は、複数の小冊子を作りましょう!その方が、それぞれの目的を達成しやすくなるし、お客様にも高い評価をいただけます。

 

●目次を作る

書き始めるのではなく、書く前に「目次」を作れば、書かなくてもいいことを書いたり、その逆に書くべきことを忘れるようなことがなくなります。
 
また、書き始める前に、企画書(本の目的)と照らし合わせて、全体設計を確認できることも非常に重要です。
 
第1章、第2章、小見出し(話のテーマ)全て書き出しましょう。
 
あとは、内容に沿ったことを書くだけですから、ブレ様がなくなります。
 

●企画書+目次=本の設計図

 コンセプトを明確にするためにも、完成度を高めるためにも、企画書と目次を作りましょう!
 
企画書の具体的な項目は次の8つです。
 
  1. 誰のために書くのか(想定する読者)
  2. 何のために書くのか(書く目的)
  3. 誰が書くのか(著者のプロフィール)
  4. 章の構成や小見出し(目次)
  5. 本の概要
  6. 類書との違い
  7. タイトル
  8. キャッチコピー(なぜこの本を読むべきかなどの宣伝文、推薦文、紹介文)
 

●完成度が低い小冊子は逆効果に…

 本でも小冊子でも、本来の目的を達成する(集客、ブランド力アップ、売上アップなど)ためには完成度が必要です。
 
それは具体的には、読みやすさだったり、デザイン的なことだったり、キャッチコピー(タイトル含め)だったりに、如実に現れます。
 
これがダサいと(失礼!笑)逆効果になります。
 
せっかくブランド力や信用力を高めたいのに、誤字脱字だらけだったり、同じ話の繰り返しだったり、デザインがダサいとかだと、かえって読者(見込み客)をがっかりさせてしまいかねません。
 
ちゃんとデザイナーさんにお願いするとか、編集経験がある人に一度読んでフィードバックをもらうとか、印刷もきちんとしたクオリティーのものを発注するとか、手を抜かないようにしましょう。
 
プロにお金を払って依頼することは、リターンのある投資になります。この小冊子からいくら売上を上げたいか? 売るための商品・サービスは何で、いくらに設定するか? そこから逆算すれば、かけられる予算も明確になるし、投資判断ができますよね?
 
ご参考にしてください。
 

 - 本づくりのキーポイント, 集客 , , , , , , , , , ,