売れる!本のタイトルを決める5ステップ

   

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こんにちは、クリエイトブックスの岡山泰士です。

あなたが企画書作り、目次作り、プロフィール作りと進めるときに、
けっこう苦労するのが本の「タイトル」です。
やっぱり売れる、売れないを左右するのは「タイトル」だったり「コンセプト」です。

きちんと売れる←ほしい読者の元に届く←明確なコンセプトに基づく「タイトル」

と考えると、売れる本には読者の気持ちや願いをくすぐる何かがちゃんとあるのです。

・著者の想いが込められたタイトル
・読者の心に刺さるタイトル
・時代の波に乗ったタイトル

そんな「タイトル」でないと「本」という商品を「読者」に届けることができないのです。
それでは、どんなプロセスで「本のタイトル」を決めればいいでしょうか?

本のタイトルを決めるための5ステップ

  1. 著者の原稿、または企画書+目次を用意する
  2. 著者が「一番言いたいことはなにか」をひと言、またはキーワードで表現する。
  3. 読者のニーズが何かを明確に書き出す。
  4. 「著者の意向」と「読者のニーズ」の重なるところは何か?オリジナルのコンセプトを明確に持つ
  5. 言葉のリズムや記憶に残るフレーズになるよう、たくさんのアイデアを出して選ぶ

 

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八ヶ岳山麓にある名店フレンチ「素透撫」のシェフ、清水秀樹さん。その新しい味を求めて、全国各地からお客さんが訪ねてくるヒミツとは? それが「タイトル」のためのキー・コンセプトになりました。

いまちょうど、ある名店のシェフと本作りを進めていますので、
いい例としてご紹介しながら、この5ステップについて解説しましょう!

1.著者の原稿、または企画書+目次を用意する

CBがお進めする「さくっとできる鉄板!企画書フォーマット」にそって、まずは自分なりのアイデアを「人に伝える」ためにまとめてみましょう。
このフォーマットに添って、埋めて行くだけで、かなり説得力のある企画書になります。

それだけでなく「自分の頭の中を整理する」ことに役立つでしょう!
また、マインドマップを使えば「目次=コンテンツ」の整理はほぼ完璧です。

2.著者が「一番言いたいことはなにか」をひと言、またはキーワードで表現する。

いま、製作中の「フレンチシェフの料理本」があります。
シェフが僕に送ってくれた最初の企画書には、こんな一文が。

「八ヶ岳の料理が教えてくれた『寄り添う力』」

ふーむ。なるほど。
言いたいことは分かるけど、このままではタイトルにならない。。。

3.読者のニーズが何かを明確に書き出す。

読者ニーズは類書リサーチで見えてきます。
シェフの場合、お店に来るお客さんが本の読者です。
そして、野菜作りなどでご縁のある、地元の農家さん。
応援してくれる仲間や師匠の存在。
著者から出てくる言葉、あるいはそこから想起される「キーワード」的には、

八ヶ岳の野菜は地力が違います。味の個性が際立っているだけに、活かせるかどうかはシェフの腕次第。

【関連するキーワード候補】
野菜、料理、八ヶ岳、自然、健康、無農薬、フレンチ、新鮮、ご縁、チャレンジ、文化、シェフ、隠れ家、名店、寄り添う、ヌーベルキュイジーネ、新しい、ワイン、素材、……

同じような路線の本をアマゾンで捜してみると、たくさんのタイトルがヒットしました。

『野菜フレンチ』
『野菜でおいしい。』
『野菜でオードブル』
『野菜料理200』
『野菜のフランス料理』
『オーガニック野菜の美味しい店』
『美しいサラダ』
『サラダバイブル』

売れてる、売れて無いはいろいろですが、
これだけキーワード関連でたくさんの本が出版されているということは、
「確実な市場ニーズがある」ことにほかなりません。

後はここに「ユニークさ」「オリジナリティー」
あるいは「独自のポジション(ポジショニング)」があればいいだけです!

4.「著者の意向」と「読者のニーズ」の重なるところは?オリジナルのコンセプトを明確に持つ

キーワードのなかで「ユニークさ」「オリジナリティー」を想起させるものを選びます。
コツは「言葉を組み合わせること」です。

そして、できればニーズがあってかつ、オリジナリティーのありそうな本のタイトルが何かを「アマゾンの検索」で類書を捜しながら探るのです。

たとえば今回のシェフの例で言えば、

山梨の銘柄豚「富士桜ポーク」肩ロースのロースト。胡麻とカシスの香り。ソースはふりかけの例。北杜の日本酒で伸ばしたカシスマスタードを塗り、胡麻を貼付けて焼いたもの。

山梨の銘柄豚「富士桜ポーク」肩ロースのロースト。透透撫の人気メニューの一つです。

「八ヶ岳+フレンチ」→アマゾンではこの言葉の組み合わせの本は一冊もありませんでした!
「八ヶ岳+野菜」→5冊あったけど、どれも「旅のガイド」などでした!料理関係では一冊もありません。
「八ヶ岳+健康」→1冊だけあったけど、「ライフスタイル本」だけでした。
「フレンチ+野菜」→135冊!
「フレンチ+オーガニック」→8冊。旅もの、マクロビ、女性誌、ガン、レストランガイドほか。
「フレンチ+健康」→25冊。ただし「ワイン」5冊、「フレンチブル」関連が4冊もあったので、実際は16冊。

ふむふむ……

ところで、著者が最終的に希望したのが『寄り添う料理』というタイトルでした。
いろいろ理由があって「これだけは譲れない」とシェフ。

でも、これだけでは、なんのことやら分かりづらい…。
そこでサブタイトルを付けることにしました。

5.言葉のリズムや記憶に残るフレーズになるよう、たくさんのアイデアを出して選ぶ

「八ヶ岳の野菜が教えてくれた」か
「隠れ家名店のフレンチシェフ」か
「八ヶ岳の野菜が教えてくれた 人と自然のハーモニー」か

……いろいろ相談してあれこれ悩みましたが、

「八ヶ岳の野菜が教えてくれた『新しいフレンチ』」

としました!
どうです、なんか良くないですか?
なんだかんだ言って、最後はノリです(笑)

もちろん、候補から重要そうな3つのキーワードを選んだ「だけ」ですが、
オリジナリティーとか、ユニークさの演出という点で目的を達成しています!
だから、これで「OK!」と言い切れるのです。

まとめ

結局、悩んだあげくに「タイトル+サブタイトル」はこうなりました!

八ヶ岳の野菜が教えてくれた「新しいフレンチ」

寄り添う料理

で、結局はコンセプトだと思うんです。
このタイトルとサブタイトルに秘められたコンセプトがなにか?
そこに著者の想いと読者の「それ、ほしい!」がきちんと重なっているか?

【この本のコンセプト】
いわゆるヌーベルキュイジーネ(新しいフレンチの潮流)にもつながる
「素材」特に野菜へのこだわりと、八ヶ岳という「地のもの」「文化」「人」を大切にし、ほこりに思う気持ち。
あたらしいものに「挑戦」するシェフの在り方、職人として全力を尽くす誠実さ……。
八ヶ岳山麓の新鮮野菜のなかから、特においしいものだけを厳選して使っているという
あり得ない贅沢フレンチ!(笑)

フレンチの名店「シェ松尾」で鍛えられたシェフが
「こんな野菜食べたことがない!」と感動する野菜との対話を通じて、
これまで誰も見たことも、食べたこともない
「まったく新しいフレンチ」を生み出すまでのストーリーが、
この本の中では語られています。

そんな諸々をすべてマルッと抱合しつつ、
「タイトル+サブタイトル」を生み出して行くこのプロセスが
またなかなか楽しいんです!

さらに、本の「帯」に相当する言葉についてもあれこれ悩みました〜

【帯コピー】
「ホンモノの野菜、食べたことありますか?」

和フレンチの匠、八ヶ岳山麓の名店フレンチレストラン素透撫(すとおぶ)のシェフが語る、野菜と塩と料理の話。
日本という土地と、日本人にあう全く新しいフレンチがここにある!
フレンチシェフが提案する新しい野菜の食べ方。

こんな感じですけど、どう?(笑)
次は「表紙」について編集長が語ります。
乞うご期待! CB


 

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