あなたの本を売るための「鉄板!」販促10メソッド【著者編】

      2021/10/15

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こんにちは、クリエイトブックスの岡山泰士です。 ここのところ新刊を続けて出したこともあり、著者さんたちに 「出たばかりの新刊を売るために、何をすればいい?」 という声にお応えする機会が増えてきました。

あなたの本を売るための「鉄板!」販促10メソッド【著者編】

喜んでくれる読者の顔を思い浮かべて、販促や広報をやってみませんか?

というのは、この販売促進(=販促)をやるかやらないかで、 本の売れ行きが10倍、100倍、いやもっと違うからです。

あなたが本を書いた「本当の目的」は?

年に8万点以上の「新刊書籍」が世に出されている昨今、
あなたの著書は「大海の一滴」のようもの。
あなたの「読者」のために書いた本を、きちんとお手元に届けるためには、
やはり広報活動・販促活動は欠かせません。

そもそも、あなたが本を書いた「本当の目的」はなんですか?

「○○のために」
「世界が○○になるように」

そんな本当に心から願う「本当の目的」を達成するためにも、
販促活動、広報活動を楽しみながらやってみましょう!

創ることと、売ることはクルマの両輪

「えっ! 本の販促は版元さんがやってくれるんじゃないの?」
と思ったアナタ。それは大きな勘違いです(笑)

創ることと、売ることはクルマの両輪。
これからの時代、
著者さんも「売ること」にコミットしていただくのはむしろ当然なのです。

どんな版元(出版社)でも、営業部員は数が限られていますし、
新刊点数がうなぎ上りに増えているなか、
実績のある著者や、売れ行きが見込める作品が優先されがち。

新人では、販促予算もなかなか割いてもらえないのが実情です。
もちろん、担当編集者や出版社にお願いできることはあるのですが
(これは次回お伝えしましょう)、
それとは別に

「誰でも、はじめてでもできる、自著の販売促進のための鉄板メソッド10」

をまずはお伝えしましょう。

まだ本を出版していない人も、
「自分が本を出したら、こんなことをやるんだなー」
と想像しながら参考にしてみて下さい。

著者本人ができる鉄板の販促メソッド10

①家族、親戚、仕事仲間に「買ってもらう」

 当然ですが、身近な人に本を買って応援してもらいましょう!(笑)
たとえ数が少なくてもいいのです。
自分を育ててくれた親兄弟、親戚一同に嬉しいご報告をしましょう。

久しぶりに連絡する人もいるかもしれませんが、
きっと喜んでくれない人はいないでしょうし、
彼らにとっても身内から「著者」が誕生することは誇らしいこと。

胸を張って報告して、たくさん応援してもらいましょう。

この「応援される」ということが、ここでは非常に大切です。
つまり「応援されるってこんな感じ」というフィーリングを持つことが、
「さらなる応援」を受け取りやすくさせてくれるので、
この後の販促メソッドの成功確率をぐっと高めてくれるのです。

②出版記念パーティー

規模は大きくなくてもいいんです。
久しぶりに会いたい人、昔の恩人、学生時代の友人など、
「一生に一度のお祝いの場」を、
いっしょに心から喜んでくれる人と 食事をしたり、
スライドを上映したり、花束を受け取ったり、
ひと言ごあいさつしていただいたりして「いい時間」を共有しましょう!

最期、著者であるあなた本人からのあいさつは、緊張するかもしれませんが、
きっと素晴らしい思い出になるでしょう。

ここでも、仲のいい友達に
「本を出したんだけど、一緒に出版記念パーティーを主催してくれない?」
と頼んでみましょう。

間違っても一人で開催しようとしてはいけません(笑)
「応援される」ことが本の販促では大切です。

自力で頑張ろうとしても、限界があります。
もちろん、自分である程度やれることをやる姿勢は大切ですし、
それがないと応援する側も、どうしてあげたらいいかわからないもの。

方向性を示したり、仕切りを入れつつも、
基本的は「応援され力」を発揮する機会だと思って下さい(笑)

③アマゾンのカスタマーレビューで「評価」してもらう

アマゾンで本が売れるかどうかは、レビューの良し悪しが決め手です。

書店と違って手に取れない訳ですから、
レビュー、著者名、出版社名の3要素から、
「買っても良い本かどうか」を判断
せざるを得ません。

「いいレビューが無いと安心して買えない」
というのがネットの買い物なのです。

しかも今やアマゾンは日本一の書店
今後も成長確実といわれているだけに、アマゾンのレビューは超重要です。

実はアマゾンでその本を買ってなくても、カスタマーレビューを書くことができます。

ただし絶対に必要なのが、アカウントと購入履歴です!
この2点を友達やお客さんにお伝えしつつ、 レコメンド(カスタマーレビュー)を書いてもらいましょう!

④アマゾンの著者ページを作成する

「Amazon著者セントラル」というサービスがあります。
そのなかで「著者ページ」というものがあるのですが、
そこであなたは著者としてのプロフィール(自己紹介文)や ポートレイト写真(著祖近影、顔写真などですね)、
作品の概要など、読者に本の情報を伝えつつ、
「書籍のプロモーション」を行うことができるサービスです。

動画やイベント情報さえアップできる訳ですから、使わない手はありません。
SEO対策はされているし、無料だし、権威でもあるし、何しろ日本一の書店! ぜひ「著者ページ」を使いこなしてみましょう! https://authorcentral.amazon.co.jp/

⑤FaceBook、アメブロなどSNSで宣伝

FaceBookは5000人まで友達を増やすことができます。
アメブロをはじめるのは、これから本を書きたい人も含め、
スタートアップ時にいい選択です。

FaceBookでは、友達やその友達を喜ばせるつもりで
コンスタントにメッセージを発信しましょう。

毎朝5時に投稿を繰り返して、友達申請を怠らず、いいね!を集め続けると、
3ヶ月もあれば友達の数を2000人から3000人ぐらいまで無理なく増やせます。

当然、「いいね!」の数も増えていくでしょう!
なぜかといえば、同じような「朝の投稿」を繰り返している人びとにつながれる確率が高いので、
そういった人たちを通じて、案外あっさりと友達数を増やすことができるからです。

もちろん「いいね!」されるにふさわしい内容の投稿をしている事が前提ですが、 1000いいね!ぐらい集まると、とても有効な「販促・拡散の場」にすることができるのです。

⑥お世話になった「あの方」「この方」に手紙付きで献本する

僕のところにもときどき、版元(出版社)さんから本が届きますが、
やはり著者からの手紙が添えてあると応援したくなるもの。
そのためにも、著者さんは自費で本を買ってお世話になった方に贈りましょう!

版元さんがやってくれる場合もありますが、販促効果がまるで違います。
最初にも書きましたが「応援されること」こそがあらゆる販促活動の基本です。

⑦年賀状で「出版」を宣伝する

年賀状、あなたは書く派ですか?
100枚? それとも200枚、300枚?

ぜひ宣伝用に年賀状や暑中見舞いを作ってみましょう!
最近はメールやFaceBook、Lineなどでの新年あいさつが増えてきましたが、
だからこそ年に一度ぐらい、手書きで一筆添えてある年賀状が届くと嬉しいもの。

そういうオメデタイ空気のなか、
「とうとう念願かなって、本を出版しました!」
なんてお知らせを受けたら、誰にとってもとても喜ばしいことです。

新年早々グッドニュースを受け取る事ができれば、
「今年もさい先良いスタートが切れた」と思っていただけることでしょう!

⑧チラシ、名刺、ステッカー、など販促物を作る

もちろんネットだけでなく、対面での販促も大切です。
こんな時代だからこそ、販促物は使いようで効果を発揮してくれます!

例えばこの機会に名刺を刷新するか、販促用名刺を新たに創ってみましょう。表紙画像と著者近影、タイトルと定価を入れ、
あとは本のキャッチコピー程度でOKです。
もし期間限定の販促企画などあれば、お知らせしてもいいでしょう。

⑨HPを立ち上げる

アメブロを活用し始めると、もっといろいろカスタマイズしたくなります。
お伝えしたい内容や情報量が増えてくると、
アメブロはいろいろ制約もあるので、次の手を打ちたくなるもの。

やはり自分でドメイン(.jpなどで終わるURL)を取得して、
お金と手間をかけたうえで
ブランディングと集客を目的とした 自分オリジナルのHPがほしくなるのです。

今はHPのための素晴らしい無料サービスがたくさんあるのですが、
ブログ的にHPを自作できる「Word Press」が世界的な標準です!
Word Pressに強い知人、友人を捜して自分でも調べながら、
オリジナルのサイトを創ってみましょう。 もちろん外注してもいいでしょう!

⑩メルマガをはじめる。

一番強力な自分メディアはメルマガです。

見込み客、お客さん、読者、イベント参加者などに都度都度、メルアドをいただけるように取りはからいましょう。
これこそ本当の意味での資産となります。

まとめ

①家族、親戚、仕事仲間に「買って(笑)」とお願いする。

②出版記念パーティーを開催する

③アマゾンのカスタマーレビューで「高評価」をしてもらう

④アマゾンの「著者ページ」を作成する

⑤Facebook、アメブロなどSNSで宣伝

⑥お世話になった「あの方」「この方」に手紙付きで献本する→必ず自費で!

⑦年賀状で宣伝する→宣伝用に年賀状・暑中見舞いを作ってみよう!

⑧チラシ、名刺、ステッカー、などなど販促物を作る

⑨HPを立ち上げる→WordPressが世界標準!

⑩メルマガをはじめる。

いかがでしたか?
「こんなに、た〜くさんやらなければいけないの!?」
と思った人もいるかもしれませんが、 全部を一気にやる必要はありません(笑)

楽しそうで、効果がありそうなものを、まずひとつ選んでやってみましょう。 そして、自分で全てやるのではなく、人に頼めないかを考えてみましょう。
お金を払ってでも、良いサービスを受けた方が結果が出る場合も多いもの。

もし、それでも余裕があれば、2つめも検討しましょう。
3つ目にやろうと思っていたことが、以外とサクッとできるかもしれません。
まして、反応があったり(本が売れたり、読者からメールが来たり!)
すれば、驚きと喜びが必ずあるはず。

「こんなことで喜んでもらえるなら、もっとやろうかな?」

きっとあなたも、だんだんと人に喜んでもらえることの貴重さ、
ありがたさに、目覚めていくことと思います。

結局、出版活動だけでなく、講演だろうとサイン会だろうと、
「誰かの役に立つ」
「人に喜んでもらう喜び」
「感動する体験」
「感動していただく体験」

そういった「著者」ならではの体験こそが、人生の豊かさというか深みを教えてくれることに、少しずつ自覚的になっていくでしょう。

ぜひあなたも「著者として生きる」ことを楽しみながら、 販促活動もその作家活動の一環として楽しまれますように!


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