さくっと「出版」を実現するための原稿執筆7つのコツ

      2021/09/29

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万年筆本を出版しよう!と思っても、いざ机に向かうと、肝心の原稿がなかなか書けなかったりすることって良くありますよね。

わざわざ新しいノートと万年筆を買ってみても、○○先生と同じMacのノートブックを買っても、「一行も書けてない……」とか「せっかくの道具がほこりをかぶっている」とかってありがちです。

僕は編集者として、著者さんに原稿を書いていただくのがお仕事なので、本をつくるために、あの手この手を尽くしてきました。

また、著者の卵のために「ライティング・ワークショップ」を2009年から開いてきたこともあり、「こうすれば書けなかった原稿も、書けるようになる」ための方法をいろいろ試したのです。

今回はそんななかから、実際に試して成果が出たとっておきの秘策!
「さくさく原稿を書くため7つのヒント」をお伝えしましょう。

手書きで書く

テキストを書く作業はPCやMACを使っている人が大半でしょう。
なかにはスマホで書いている人もいるかもしれません。

でも僕はあえて、最初は下書きのつもりで「紙に鉛筆かペン」で書くことをお勧めしています。
なぜかというと、より五感が刺激されて、脳のあちこちがインスパイアされて、いろんなアイデアがわくのが「手書き」のいいところだからです。

PCは指先と目が疲れるということもあるけれど、手書きの場合、紙との手触りや紙とペンのこすれる音、インクの匂いなどが脳を刺激してくれて、いつもと違うアイデアを思いついたりします。
好きな紙とペンを選ぶのも楽しいですよ。

書いても見直さない

書いては消し、書いては消し……あるいは原稿用紙をビリっと破る……というのが作家像だと思われがち。
でも、これではなかなか前に進みません。

一番肝心なのは「とにかくアウトプットしまくる」こと。
そして書いている最中は「善し悪しを考えないこと」。

善し悪しを考える=判断しまくること。
ジャッジが入ると先に進めなくなります!

「書いたものは、あとでいくらでも直せる」と知っていれば、文章の善し悪しよりも大切なこと、
つまり「誰に何を伝えるか」にフォーカスすることができるのです。

企画書を見直す

まさか、企画書をまとめずに書き始めていませんよね?(笑)

企画書は原稿書き=本作りの基本方針であり、「地図」あるいは「設計図」みたいなもの。
地図や設計図が無ければ本作りは不可能だし、そもそも商業出版においては企画書なしにはゴーサインが出ません。

一気に書き上げたすばらしい文章。
でもそれ、そもそもの「企画書」の趣旨からはずれていないでしょうか。

読者想定、どんな目的か、切り口(コンセプト)などなど、もう一度確認してみましょう。
迷っていた所がスッキリして、なにか答えが出てくるかもしれません。

マインドマップで「コンテンツ」の整理

コンテンツとは本の「目次」のこと。
なにを書きたいかではなく、「何のために、誰のために」という部分、つまり企画のコンセプトですね。
想定した読者像を思い浮かべながら、

「こんな話をしたら受けそうだな」
「喜んでくれそうだな」
「役立ちそうだな」
というものを一枚の紙に書き出していきます。

このとき、同じグループになりそうなものは、まとめてみてください。
そして、その大きなまとまりに「名前」と「順番」を付けてあげれば、あっという間に章構成=目次のでき上がりです!

この作業にマインドマップは超お勧めなので、関心のある方はぜひチェックしてみて下さい。

http://www.almacreations.jp/seminar/mm/about.html

話を聞いてくれる友人や家族をカフェやレストランに連れ出す

目の前に人がいてくれるだけで、あなたの話しやすさは何倍にも膨らみます。
だまって聞いてくれるだけでも、いろいろ突っ込みや疑問を挟んでくれることも、
とにかく著者=あなたにとってはギフト以外の何者でもありません!
それがそのままコンテンツになるからです。

「本当に伝えたかったこと」がなにか、「この本を出版することで、何が変わるか、変えたいか」にフォーカスして、目の前の人に一生懸命伝えて見てください。もちろんICレコーダー必須ですよ!

ネタ帳を見直す

ネタ帳とは、良くお笑い芸人や記者さんが、思いついたアイデアを
いつでも書き留められるよう歩いている「アイデアのメモ帳」のようなもの。

人間観察、街中で拾ったうわさ話、新聞やテレビを見るにつけ
「使えそうなアイデア」を発掘しては、このネタ帳に書き留めます。

人はせっかく思いついたアイデアをすぐに忘れてしまうもの。
それって、ひょっとしたらミリオンセラーにつながるお宝かもしれませんよ!
もちろん、自分にメールするとかでも良いのです。

腹をくくって書くのを休み、脳みそにインプットする

ずっと書く作業を続けていると、必ず飽きたり、集中力が切れます。
なんとかそれでも頑張っていると、最後にはネタが尽きて、
何にもおもしろいものなど無いかのような気分になってしまいます。

そんなとき必要なのは「休息・休養」です。

ただ体を休めても脳が休みません。
子供と遊んだり(遊んでもらったり?)、
体を動かしてみたり(散歩でも水泳でも)、
絵や映画を見たり、ショッピングをしたり。

インプットが無いと必ずアウトプットは枯渇します。
人と会ったり、体を動かしたり、自然に触れたりして、
エネルギーチャージしましょう!  

まとめ

さくっと「出版」を実現するための原稿執筆7つのコツについてお伝えしました。

①手書きで書く
②書いても見直さない
③企画書を見直す
④マインドマップで「コンテンツ」の整理
⑤話を聞いてくれる友人や家族をカフェやレストランに連れ出す
⑥ネタ帳を見直す
⑦腹をくくって書くのを休み、脳みそにインプットする

 ぜひ、どれかひとつでも試してみてください。
あなたの出版の夢が一歩でも前に進みますよう、応援しています! 


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