なぜ小冊子がお勧めか?(1)

      2016/08/24

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僕はいわゆる商業出版を目指している人に、
まずは「ブックレット(小冊子)」を作ることをお勧めしています。

年名佐葉子さん

小冊子を作ったことをきっかけに、セミナーや個人コンサル契約に結びつけて、ビジネスを加速させた人は数多くいます。

いまでもチラシ以上に、販促ツールとして良くちまたに出回っている「小冊子」ですが、

病院や美容院など実店舗をもっている方だけでなく、

セミナー講師やコンサル業の方で、顧客満足度を高めたり、信頼醸造、ビジネスチャンスの獲得、

そして、いわゆる「商業出版」をめざしている人にこそ「小冊子づくり」からスタートすることがお勧めです。

「小冊子」とはどういうものか?

実は単に「ページ数が少ない本」というだけで、本を創るプロセスは商業出版の本とまったく変わりません。
だから、わざわざ出版社に企画を売り込んで、たくさんの時間を費やす前に、
一度、小さい規模で出版経験を積んでおくことは、

・自分のコンテンツの整理になるだけでなく、
・ご自分の商品やサービスをお持ちの方が、顧客にその詳細を伝えて顧客満足度を高めたり、
・新規客、見込み客に冊子をお渡しすることで信頼醸造につながる。
・よりスピーディーに、より回転よく行なえる、テストマーケティングにも最適

いわゆる「商業出版本」以上に、「小冊子」は使い出がいいメディアなのです。

小冊子を作る5つのメリット

1.ボリュームが少ないので、製作コストや期間が少なくて済む。
2.概要を簡単に人に伝えるのに適している。
3.出版社を通さずに済むので、自由に制作、頒布できる。
4.無料版として人に配布するのに適している。
5.ひいては営業ツール、販促ツールとして適している。
6.実は「商業出版」への一番の近道!

商業出版への近道!?

最後の「商業出版への近道」について少し補足しましょう。

いきなり「商業出版」をめざそうとしても、ハードルが高いため、
最初から一発で飛び越せる人はあまり多くありません。

おそらく、千人に一人ぐらいの割合でしょう。

ハードルに例えましたが、もっと正確に言えば
「棒高跳び」ぐらいの感覚でしょうか?

陸上経験のない人が(出版経験のない人が)、いきなり「棒高跳び」にチャレンジするのはやや勇気がいります。

せめて、「走り高跳び」ぐらいであれば、
いいコーチ役がいれば(編集制作のサポートがいれば)
実際に「誰でも」小冊子を作ることができます。

普通なら、ハードルは低く設定して、技術や経験を重ねながら徐々に高くしていこうと思うのですが、
「何がなんでも商業出版!」と思っていると、

そこに至るステップワイズなプロセスを思い描けず、
「途中で挫折……」という例をこれまで数多く見てきました。

もちろん、いわゆる「商業出版」であったとしても、
プロの編集者が常時あなたをサポートしてくれて、
完成までのプロセスをしっかりリードしてくれるのなら話は別です。

でも、多くの「まだ出版物がない著者の卵」にとって、
そこまでの厚遇はなかなか望めないのも事実です。

編集者に応援してもらうには、まず編集者を理解しよう。

そもそも、本づくりのプロである「編集者」とはどんな人なのでしょうか?

多くの編集者は、いまは年間刊行点数などのノルマがあるので、
「何か良い企画がないだろうか」と著者探し、企画探しに必死です。

そんなとき、

・しっかりした企画書
・魅力的なコンテンツ
・ほかにない著者プロフィール(キャラが立っているとか、USPがあるとか)
・小冊子などで「書ける実力と実績がある」ことを証明している

もし、そんな著者候補が現れたら……?
編集者との話が何倍もスムーズに進むのは、むしろ当然のことです。

よくある「出版社への持ち込み企画」というのは、
僕も編集長だったので何度も経験がありますが、
たくさん問題があるのです。

たとえば、

・企画の練り込みが甘い
・読者想定が抜け落ちている
・著者の魅力が伝わらない
・マーケットを全くリサーチしていない。
・総じて完成度が低い。
・ダミー原稿がなかったり、完成度の低い原稿が完成していて手の付けようがない。

……といったところが実態です。

そこを高めるのがプロ編集者の仕事とも言えますが、同時に、
「もっと完成度の高い企画がないものか……」
と悩む編集者も多いのです。

「本」を出版することは、著者にとってメリットが多いのは言うまでもありませんが、実は小冊子を作るメリットも、商業出版とさほど変わりません。

本を出版する3つのメリット

1.信頼やブランド作りにつながる。

2.読んだ人がお客さんや読者になり、応援してくれる。

3.伝えたいことを文字情報として正しく深く伝えることができるので、顧客とのコミュニケーションに役立つ。

このようなメリットを充分活かしながら、
商業出版へ至るステップの一つとして「小冊子」を制作することは、
実は「出版」をめざす全ての人にお勧めしたい方法なのです。(続く)

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