企画書で大切な「ユニークさ」とはなにか?

      2015/12/05

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前回の記事「編集者が泣いて喜ぶ企画書の書き方」でいちばん質問が多かったのが「ユニークさ」という項目でした。

ちょと言葉足らずだったので、今回はその補足ということで書いてみました。

企画書の重要ポイント「ユニークさ」をどう伝えるか

早い話が3つに集約されます。

① 著者の存在感のユニークさ
② 切り口のユニークさ
③ 伝え方のユニークさ

「えっそれだけ?」と思われた方もいるかもしれませんが、「これだけ」なんです。

存在感で「ユニークさ」を出す

たとえば「ふなっしー」のユニークさを考えてみましょう。

ふなっしー

・ゆるキャラなのに、しゃべる
・ゆるキヤラなのに、暴れる、勝手に走り回る
・ゆるキャラなのに、かわいい、きれい、ではない(初期は顔とかテキトーでしたね!)
・ゆるキャラなのに、けっこう適当キャラ(話す内容とか顔の表情とか)

めっちゃ「存在感」ありまくりですね(笑)
完全、ほかの「ゆるキャラ」たちの逆ばり路線で、他の追随を許しません。
同じ路線やポジションに立とうとしたら、やり過ぎか二番煎じになりますから、「ふなっしー路線(ゆるキャラの逆ばり)」はとり難い。

これは完全に「ユニークさ」の勝利です。

伝え方のユニークさ

経営学を学ぶ社長さんやベンチャー起業家がほぼ必ず読むといわれる
ピータードラッガーの本「マネジメント」
世界で最初に企業運営にマネジメントというコンセプトを導入し、世界中で経営革命を引き起こした「ちょっとお硬い」この本を、誰にでも分かりやすく伝えるにはどうしたらよいか?

その答えの一つが「もしドラ」でした。

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は累計300万部近い大ベストセラーになりました。

世界中で読まれるドラッガー本の中で、このような表紙とコンセプトの本は一冊も無かったそうですから、まさに革命的な企画だった訳です。

切り口のユニークさ

ちょっと古い本ですが『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』という会計本がありました。

かなり「昭和」なビジネスで、今はあんまり見かけませんが、
トラックの荷台に「さおだけ(洗濯物を干すための棒です)」を積み込んで

「た〜けや〜 さおだけ〜♪」

とテープを回しながら(CDじゃないんです笑)、住宅街を流して営業するというもの。平成生まれの読者の方には、これだけ説明しても想像しづらいかもしれませんね!

この「いったい誰が買うんだ?」とも思える営業販売スタイルが、実は手堅くきちんと儲かるビジネスモデルにのっとっている、という会計士の説明とともに、ビジネスにおける会計的考え方(バランスシートとプロフィット/ロス)の重要性を説くのがこの本のスタイルでした。

「一見、関係ないものを結びつける」ことが新たな切り口となり、新しい視座となることで、「ユニークさ」つまり「他に無い価値」を生み出したのです。

まとめ

編集者たちは鬼のように企画書を量産し、また編集者仲間と切磋琢磨して企画書を磨きつつ、時に「持ち込み企画」を編集会議の俎上に載せています。よっぽどのことが無い限り、この持ち込み企画が「速攻で採用!」なんてことは無いのです。

でも、「編集者が泣いて喜ぶ企画書の書き方」でご紹介した「5つのポイント」を抑えた企画書であれば、「断る理由がほとんど見つからない企画書」となるのも事実です。

今回はその中でもちょっとハードルの高い「ユニークさ」について解説しました。ぜひ、編集者や読者をあっといわせる企画書を書き上げて、ベストセラー作家の仲間入りをしてくださいね!

「自分の企画書をプロの編集者にチェックしてほしい」と思ったら、こちらまでお問い合わせください。

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