企画書で大切な「ユニークさ」とはなにか?

      2017/07/25

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前回の記事「編集者が泣いて喜ぶ企画書の書き方」でいちばん質問が多かったのが「ユニークさ」という項目でした。 ちょと言葉足らずだったので、今回はその補足ということで書いてみました。

企画書の重要ポイント「ユニークさ」をどう伝えるか

早い話が3つに集約されます。 ① 著者の存在感のユニークさ ② 切り口のユニークさ ③ 伝え方のユニークさ 「えっそれだけ?」と思われた方もいるかもしれませんが、「これだけ」なんです。

存在感で「ユニークさ」を出す

たとえば「ふなっしー」のユニークさを考えてみましょう。 ふなっしー ・ゆるキャラなのに、しゃべる ・ゆるキヤラなのに、暴れる、勝手に走り回る ・ゆるキャラなのに、かわいい、きれい、ではない(初期は顔とかテキトーでしたね!) ・ゆるキャラなのに、けっこう適当キャラ(話す内容とか顔の表情とか) めっちゃ「存在感」ありまくりですね(笑) 完全、ほかの「ゆるキャラ」たちの逆ばり路線で、他の追随を許しません。 同じ路線やポジションに立とうとしたら、やり過ぎか二番煎じになりますから、「ふなっしー路線(ゆるキャラの逆ばり)」はとり難い。 これは完全に「ユニークさ」の勝利です。

伝え方のユニークさ

経営学を学ぶ社長さんやベンチャー起業家がほぼ必ず読むといわれる ピータードラッガーの本「マネジメント」。 世界で最初に企業運営にマネジメントというコンセプトを導入し、世界中で経営革命を引き起こした「ちょっとお硬い」この本を、誰にでも分かりやすく伝えるにはどうしたらよいか? その答えの一つが「もしドラ」でした。 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は累計300万部近い大ベストセラーになりました。 世界中で読まれるドラッガー本の中で、このような表紙とコンセプトの本は一冊も無かったそうですから、まさに革命的な企画だった訳です。

切り口のユニークさ

ちょっと古い本ですが『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』という会計本がありました。 かなり「昭和」なビジネスで、今はあんまり見かけませんが、 トラックの荷台に「さおだけ(洗濯物を干すための棒です)」を積み込んで 「た〜けや〜 さおだけ〜♪」 とテープを回しながら(CDじゃないんです笑)、住宅街を流して営業するというもの。平成生まれの読者の方には、これだけ説明しても想像しづらいかもしれませんね! この「いったい誰が買うんだ?」とも思える営業販売スタイルが、実は手堅くきちんと儲かるビジネスモデルにのっとっている、という会計士の説明とともに、ビジネスにおける会計的考え方(バランスシートとプロフィット/ロス)の重要性を説くのがこの本のスタイルでした。 「一見、関係ないものを結びつける」ことが新たな切り口となり、新しい視座となることで、「ユニークさ」つまり「他に無い価値」を生み出したのです。

まとめ

編集者たちは鬼のように企画書を量産し、また編集者仲間と切磋琢磨して企画書を磨きつつ、時に「持ち込み企画」を編集会議の俎上に載せています。よっぽどのことが無い限り、この持ち込み企画が「速攻で採用!」なんてことは無いのです。 でも、「編集者が泣いて喜ぶ企画書の書き方」でご紹介した「5つのポイント」を抑えた企画書であれば、「断る理由がほとんど見つからない企画書」となるのも事実です。 今回はその中でもちょっとハードルの高い「ユニークさ」について解説しました。ぜひ、編集者や読者をあっといわせる企画書を書き上げて、ベストセラー作家の仲間入りをしてくださいね! 「自分の企画書をプロの編集者にチェックしてほしい」と思ったら、こちらまでお問い合わせください。

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